最近読んだ本_2011/03
鈴木光司「楽園」★★★★☆ 本書に収められた紀元前、18世紀、現代の3つの物語の底辺に流れるのは愛。離れ離れになった男女が1万年の時間、空間、世代を経て再会するまでを描く壮大な連作小説で、作者のデビ…
鈴木光司「楽園」★★★★☆ 本書に収められた紀元前、18世紀、現代の3つの物語の底辺に流れるのは愛。離れ離れになった男女が1万年の時間、空間、世代を経て再会するまでを描く壮大な連作小説で、作者のデビ…
なんとか3冊/月、いきました。 北村薫「ひとがた流し」★★★★☆ 著者初めての新聞連載小説。 幼なじみの3人の働く女性を通して、深遠で艱難辛苦だらけの人生を作者らしいさりげなさで語る。その一方、新聞…
書評をこの形式で書き始めたのが2009年9月。それから月平均で4冊は読んでいたのが、ここへ来て激減しました。生活拠点を実家に移して通勤事情が変わったのが影響してます。 朝の千代田線、山手線とも混み過ぎ…
読書の秋、かつビッグイベント前だったが読書量は変わらず。通勤の地下鉄内で読むのだから当然か。 藤原伊織「雪が降る」★★★★☆ シブい。シブすぎる。男にしか書けないストイックな短編ばかり6話。作者の夭…
みなさん、どうも。なんだかんだあっても本は読んでおりやす。 高田 郁「八朔の雪」★★★★★高田 郁「花散らしの雨」★★★★★高田 郁「想い雲」★★★★★高田 郁「今朝の春」★★★★★ 私としたことが…
9月も暑くて、あっという間に過ぎてしまいました。 高橋 勝「僕の名はユー」★☆☆☆☆ 犬の視点での文明批評も発想が古臭く凡庸。現代版「我輩は猫である」は褒め過ぎか。 加納 朋子「ガラスの麒麟」★★☆☆…
しばらくサボっていた書評をまとめて2本アップします。まず8月分。暑かったせいか少ないです。 奥田 英朗「町長選挙」★★★☆☆ トンデモ精神科医伊良部一郎シリーズ第3弾。前2作よりややパワーダウン気味。…
皆さんお元気ですか。暑中お見舞い申し上げます。まだしばらくの間、月1桁代の投稿が続くと思いますが、たまに思い出して見に来ていただけたら嬉しいです。 奥田英朗「真夜中のマーチ」★★★★☆ ヨコケン、ミタ…
今までにいろいろな小説を読んできましたが、1冊読んで面白くて、2冊、3冊と手にとって読んだ、つまり「ハマった作家」をリストアップしてみました。 小松左京 半村良 広瀬正 ジェイムズ・P・ホーガン ロバ…
少し早いけど今月の書評です。 更新の間隔が伸びがちなので、書評だけのブログに特化することを考えています(笑)。 湊かなえ「告白」★★★★☆ 復讐の物語が関係者の告白で綴られる。当たり前のように語られる…
ずいぶん更新の間が空きました。仕事の関係で6、7、8月、ひょっとしたら9、10月もこんな調子かもしれません。 朝晩の日比谷線で、糸の目をして文庫本を読むシミが多くて顎鬚の勤め人を見かけたら、そっとして…
今月も5冊。おっと4冊だ。相変わらず集中できてません。 池井戸潤「果つる底なき」★★☆☆☆ 銀行と商取引の世界を舞台とする金融サスペンスで、先日紹介した福井晴敏の「Twelve Y. O.」とともに第…