2024年、令和6年のまとめです。
変化のない一年と思いきや、書き始めればあんなことやこんなこと、やはりいろいろありました。
0.2024の日本、世界は……
まず世の中の動きから。
- 【今年の漢字】『金(きん、かね)』(五輪金メダル、裏金疑惑等々)
- 【今年の新語・流行語】『ふてほど』(聞いたがことない。ノミネートも半分以上知らんがな)
- 【今年の一皿】『うなぎ』(加工技術の進歩、インバウンドに人気とか)
- 【本 屋 大 賞】『成瀬は天下を取りにいく/宮島未奈』(ぜひ読みたい!)
- 2024年の出来事:国内編(時事通信)
- 石川で震度7=能登に一時津波警報(1月)
- 日航機、海保機と衝突炎上=羽田空港(1月)
- TSMC年内稼働へ=熊本で開所式(2月)
- 日銀、マイナス金利解除(3月)
- 静岡県、川勝知事が退職=職員訓示問題(4月)
- トヨタなど5社で認証不正(6月)
- 新紙幣流通開始=肖像は渋沢,津田,北里(7月)
- 南海トラフ、初の巨大地震注意(8月)
- 自民党新総裁に石破氏(9月)
- 自公惨敗、過半数割れ=衆院選(10月)
- 日本被団協にノーベル平和賞(10月)
- プロ野球DeNA、日本シリーズで下剋上優勝(11月)
- 103万円の壁で国民、税調で席を立つ(12月)
- 2024年の出来事:海外編(時事通信)
- 台湾総統選、与党・頼清徳氏当選(1月)
- ガザの死者25000人以上に(1月)
- 国連改革の必要性で一致=G20外相会合(2月)
- スウェーデンNATO加盟、32か国目(2月)
- プーチン氏が圧勝=ロシア大統領選(3月)
- 台湾でM7.2(4月)
- ロ朝新条約、有事に相互支援(6月)
- トランプ氏、銃撃され負傷=集会で演説中(7月)
- 襲撃受けた邦人男児死亡=中国深セン(9月)
- 北朝鮮、会見で「韓国は敵対国」明記(10月)
- トランプ氏4年ぶり再選、ハリス氏破る(11月)
- 安部あきえ夫人、トランプ氏と会食(12月)
国内は、インバウンドの爆増、円安ドル高傾向、少子高齢化の加速、衆院選で自公大敗、増税に対する負の感情の鬱積等々で明け暮れました。なんだかレベル低かないか、国の安定、安全は大丈夫か、などと思うのは私だけではないでしょう。
一方海外で気になったのは、中東で紛争止まず、中国の景気悪化、ロ朝の急接近、東アジアのキナ臭さが加速、トランプシフトも世界規模で加速、そんなこんなで明け暮れた一年でした。
それでは2024年の個人的回顧録、いってみます。
1.家族のこと
- 【家人Bへ】今年も頑張って働いたね。感謝の気持ちが上手く伝えられなくてごめん。くれぐれも身体を労ってください(そのまま熨斗つけて返されそう)。
- 【家人Cへ】転職先で苦労しているね。自分を貫く意志の強さは立派だ。来年も自転車とalcには気を付けて。そして来年もたまに一献付き合ってくれるかな。
- 【家人Dへ】便りのないのは良い知らせ。元気でいるならそれでよし。困ったときは親を頼りなさい(昨年と一言一句同じだ)。
- 【ひとり言】そして今年も考えた。俺は夫らしいことを何か一つでもして来ただろうか。父、母から教わったこと、受けた愛情と同じものを子供に与えられただろうか。
浮かぶは後悔ばかりなり。過去を振り返ることの多いこの時期はどうもいけませんな。
2.仕事のこと
- 今年も昨年と同じ流れだったが、新規物件が動き出したことで気持ちは少しづつ上がり始めた。
- 一方、就業当初から担当してきた関西の物件が年末で大団円を迎えた。担当分野の性質上、お引渡ししてバッサリ縁が切れるものではない。終盤に浮上したようなクレームの類は、今後も当然のものと覚悟せねばなるまい。
- 少なくとも他人様、世間様のお役に立っている自覚を持てるのは幸せなことだ。人格否定、カスハラ、大噴火等々、些末なことに屈することなく来年も頑張ろう。
- そして何度も書くが、最近はあと何年働くのだろう(又はねばならないのだろう)と常々考えている。言い訳は尽きないが、詰まるところは勤め人として後を濁さない引き際の見極めが大事だ。
- 大人げない辞め方はしたくないし、後を任せる人たちに限りなく優しいリタイアンでありたい。折に触れそんなことを考える2024だった。
- (追伸)昨年、石巻から来たKさんが頑張り屋さんで、すっかり職場のムードメーカになってくれている。きっかけを作った者としてありがたいし鼻が高い。
3.健康関係
- 【眼科】引き続き3か月ペースで通い、右目眼圧が5以下のことがあった。5月にタブレットを落したことが原因らしい。12月には網膜剥離が見つかった。低い眼圧が遠因になっているようだ。年明けに再検査を受ける予定。
- 【歯科】やはり3か月に1回、点検に通った。クリニックの事情で先生が変わりこの先、度を越して削られるようだったら転院するかもしれない。歯磨きと歯茎マッサージ、歯間ブラシ、フロスの四天王がルーチン化し、口腔衛生は良好に保たれていると思う。
- 【難聴】左耳の聴力は相変わらず低くて、昨年購入した補聴器が大いに役立っている。購入店Bの定期メンテナンスがありがたい。Nさんが勧めてくれた球形のイヤピースは、偉大なる救世主だった(くすぐったくない)。
- 【肝臓】家では箱ワインが定番化、職場では机を並べるalc同志の会合が週例化し、通年肝臓を酷使した。数値には顕れないと思うが、ペースは落とさねばと思ってはいる(無理だけど)。
- 【筋力】昨年止めたジム通いは結局復活せず、不定期のウォーキングが唯一のトレーニングだった。階段で足が重いし平地歩行でも躓くことが多いので、なんとかせねばと思ってはいる。
- 【心臓】7月のドックで不整脈を指摘され、昨年に続きホルター心電図のお世話になった。結果は異状なし。自覚症状も特にないので様子見でいいだろう。
- 【血圧】レーズンのお陰か暖かい時期は上、下とも落ち着いている。気温の下がる11月ごろから上が上がり出す傾向は変わらない。カリウム摂取についてはプルーンを試している。
- 【例のせき】例の酷い咳は、6月中旬、8月末の2回だった。マスクと手指のalc消毒の防衛策は、しっかり続けるつもり。症状が出たら極力早く桜内科にかかって薬をもらうのが大事。しつこい持病にこんな対策しかないのは歯痒い。
- 【感染症】11月にインフルエンザ、12月にコロナの予防接種を受けた。マイコプラズマ肺炎の流行やコンゴ発原因不明の感染症などのニュースが聞えて来る昨今、マスクで出歩く人が急に増えた気がする。防寒効果もあるので最近は常用している。
俯瞰的に見ればコロナパンデミックのトラウマをまだ完全には払拭できていないと思うし、詰まるところ人間とはフィジカルもメンタルもいかに弱い生き物かと思うのです。
偉そうなことを書きますが、もちろん自分自身を含むことは自覚しています、はい。
4.ギター関係
- MGCは昨年と同じく年初から休部し、定演曲目がほぼ出そろった8月から昨年と同じく季節部員、早い話助っ人として参加した。
- 結果的に、コンサートが会場確保の関係で来年2月8日開催となり、練習時間は十分に取れている…… ……と目論んだが、やはりフルタイム就業下では助っ人参加でも無理がある。
- メンバーの皆さんには申し訳ない思いでいっぱいだが、愚痴ってばかりもいられない。コンサートまで、あと1カ月。残り3回の集合練習に賭けることにする。
- 一方、MGCと同じ地区で活動する某団体から来年2月以降に参加してもらえないかと誘いを受けた。光栄でありがたいのだが、余裕の無さと演奏ジャンルの点で迷い中。どちらかといえば、お断りの言い訳を考えている。
- ソロに関しては、書くことがない。トホホ。
5.IT関係
IT関係は、例年にない大波が来た年でした。
- 1.iPad第10世代(5/11、Apple Store丸ノ内で購入)
- 約4年使ったAir4からの買い替えだ。残価があるうちと思っていたところに無印版が新型Air、Proの発表で値下げされ、ドンと背中を押された。
- 本音は、新発表されたM2チップ搭載のAirが欲しかったが、価格差が大きくて手が出なかった。第10世代の重さは、基本持ち歩かないので気にならないし性能もまったく問題ない。
- 何と言っても私にとってiPadは、「永遠の食卓コンピュータ」なのだよ、明智くん。
- iPad Air4(5/12、メルカリで売却)
- 予想外に早く買い手が付き、新規購入時のだいたい90%でお買い上げいただいた。
- 基本自宅使いで、程度が良かったからだろう。御の字だ。
- iPhone15(9/21、ヨドバシ.comで購入)
- iPadと同じく残価、値下げというモチベーションがあったことと、小ぶりなディスプレイが目に辛くなって買い替えた。
- 購入後、家に持ち帰りデータ移行を始めたはいいが、途中でフリーズして大変だった。詳しくは別記事に書いた。
- 大きさ、重さはちょうどよい。カメラ機能も向上しデジタルズームでも荒れが少なくなった。
- ダイナミックアイランドが思った以上に気持ちよい。邪魔者だったノッチに役割を持たせたのがミソだ。14、16でなく15を選んでよかった。
- iPhone12 mini(10/5、イオシスで売却)
- 使用4年。劣化の進み具合が不明だったのでメルカリに出すのは止めた。トラブルを避けたかったからだ。
- 冷たい雨の日に秋葉原の買取店イオシスに持ち込んだ。もともと購入価格は定価の1/3程だったので、持ち出しは2千円程度で済んだ。こちらも御の字。
- ちなみに査定担当者の強烈なキャラには驚いたが、納得いく説明と査定、迅速な返金から仕事のできる方と分かった。他人様を見かけだけで判断してはいけないと強く思った。
- キーボード(「沼」にハマった一年だった)
- 沼の詳細を別記事に書きましたのでどうぞ。
- Magic Trackpad(11/17、Amazonで購入)
- YouTubeのヌフヌフ氏に刺激を受けて購入。MacBook Airで経験があるからすぐに慣れて快適に使える!……と思い込んだのが失敗だった。
- 使用感はMBAのそれとなんら変わらなかったが、なぜか手の甲と手首が異様に疲れる。 約1か月間、置き場所や高さをいろいろ工夫したがベストポジションが見つけられなかった。
- MTPはMBAでしかその機能を発揮しないのか?……ということで現在はAppleの化粧箱に戻して今後の扱いを思案中だ。
- Apple Watch7(11/17、ウォーキング中に落とした)
- マグネット式のベルトが外れて、某交差点付近で落としたらしい。そして1km以上歩いてそれに気づいた(トホホ)。
- 慌てて取って返し鵜の目鷹の目で1時間近く探しても見つからず、近くの交番に駆け込んで紛失手続きをした。結果的に10日後、警察署から「届け出あり」のTELが来て、無事に無傷で戻ってきた。これには感謝しかない。拾ってくださった方、ありがとうございました。
- 学んだのは、マグネット式ベルトの不安定性、Appleの位置情報は確実ではない、そして自分自身の認知能力の低下、この3点。そして日本人の民度の高さと警察機構の優秀さは、改めて強調しておきたい。
- 今回、APWを失くして初めて分かったのは、その優秀さと利便性だ。練りに練られた各種機能に如何にどっぷり浸かり頼っているかを改めて実感した。
6.こんな本を読みました
昨年から引き続き書評がストップしています。
そもそも読書量が減っているので偉そうなことは言えませんが、特に今年後半は仕事で気になることが多すぎて、一番読書に向いていると思う通勤電車内でも集中出来ませんでした。
来年は、たくさん読めるように祈ります、もとい努力します。何しろ読みたい本はたくさんあるのですから。
- 【伊藤計劃】虐殺器官
- 【浅倉秋成】六人の嘘つきな大学生
- 【宮部みゆき】おそろし 三島屋変調百物語事始
- 【宮部みゆき】あんじゅう 三島屋変調百物語事続
- 【宮部みゆき】泣き童子 三島屋変調百物語参之続
- 【宮部みゆき】三鬼 三島屋変調百物語四之続
- 【宮部みゆき】あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続
- 【浅田次郎】あやし うらめし あな かなし
- 【垣根涼介】ヒートアイランド(※再読)
- 【垣根涼介】ギャングスター・レッスン ヒートアイランド2(※再読)
- 【垣根涼介】サウダージ ヒートアイランド3(※再読)
- 【垣根涼介】ボーダー ヒートアイランド4
- 【三浦しをん】ののはな通信(※途中ギブアップ)
- 【道尾秀介】カラスの親指 by rule of CROW’s thumb(※再読)
- 【道尾秀介】カエルの小指 a murder of crows
- 【塚本康浩】ダチョウはアホだが役に立つ
- 【佐藤 究】テスカトリポカ
- 【道尾秀介】スケルトン・キー
- 【劉 慈欣】三体
- 【浅田次郎】母の待つ里
- 【森 絵都】カラフル
- 【青山美智子】赤と青とエスキース
- 【西加奈子】夜が明ける
- 【呉 勝浩】爆弾
- 【佐々木閑】本当の仏教を学ぶ一日講座 ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか(※再読)
- 【伊坂幸太郎】夜の国のクーパー(※ギブアップ気味)
数えてみたら26冊で、思ったより読んでいました。
特筆すべきは「三体」のガッカリ感で、偉そうな言い方をお許しいただけるなら、往年のSF読みとしては、新鮮味もなかったしセンス・オブ・ワンダーも感じられなかった。続編に手を伸ばすことはおそらくないでしょう。
さて、新年からは初心に帰って出直すつもりで、読みたい本、読むべき本を物色するとします。
7.その他のトピック
ブログ投稿は、17本/年……少な。
本来なら1件づつ記事にしたかった出来事や心境を列記します。
楽しい思い出、忸怩たる思い等々がたくさんありました。
- 【1月】上野で元職の同窓会を挙行。いつものY、W、KK氏+タイで一緒だったKH氏の5人。タイ料理が美味しかったし、とびきり楽しいひと時だった。
- 【2月】68歳になった日、ひばりが丘の霊園で義母一周忌の法事があった。皆が集まり喜んでくださったのではなかろうか。
- 【3月】ストックしてきた災害用品を点検した。予想以上に量はあったが、災害の備えとして充分なのかは不明。使う日が来ないことを祈るのみだ。
- 【4月】自宅マンションの大規模修繕のためベランダの片づけを始めた。床タイルを剥がして家の中に仕舞い込むのが大仕事だった(大汗)。
- 【4月】ある晩、マンションの火災報知器が鳴動。某住戸でボヤがあったらしい。緊急時というものを意識したし、普段会ったことのない近隣の住人さん達と顔を合わせる貴重な機会にもなった。
- 【5月】8年ぶりに高専の同期会が開催され、80人ほどのおっさんが上野に集まった。貴重な機会をセットしてくださる幹事さんには申し訳ないが、もうそろそろいいかなと思ったりした。
- 【5月】家人Dが仕事で代々木公園に来た。勤めているヤチムン店が沖縄フェスに出店したのだ。すました顔で店長を努めていたが……親の欲目かやはり頼りない俺の倅だった。
- 【5月】ある夜、ベッドで横になる、両手でiPadを持つ、Youtubeか何かを観る、眠くなる、手が緩む、ガン! 右眼に落ちてきた。そのためかは分からないが視力が落ちている。網膜剥離のような症状らしく1月には再検査を受ける予定。自分の不注意だから何も恨めない。気をつけねば。
- 【5月】とある縁から亡き母の休眠口座が見つかった。金融機関に要求された戸籍謄本の取得に時間がかかったが、無事に現金化できて家族で分かち合った。他界してもなお子供を思う親心に思いを馳せる出来事だった。
- 【6月】仕事で某慰霊の施設を訪ねた折に、そこからどなたかを連れて家に帰って来たらしい。一晩お付き合いしたら帰ってくださったが、やはりその手の摩訶不思議なことはあるものだと思った。
- 【6月】中3日4泊で礼文島トレッキング旅行を挙行。天気がイマイチだったが、霧の中に佇む高山植物の花々を見ながら歩き、雨に打たれながらメノウを探し、コリコリしたニシンの刺身に舌鼓打った。念願の島に行くことが出来て思い出の旅になった
- 【7月】秩父の叔父の一周忌。皆が集まって賑やかし、それを見て満足げにほほ笑む叔父の顔が浮かぶ。会食の席では突然乾杯の音頭を振られ、アドリブ力のなさを実感した。煎じ薬用に爪の垢をもらっておけばよかった。
- 【9月】あごヒゲを生やし始めてトリマーを買い替えた。いつもの床屋で理容師さんの不注意から一度剃られてしまったが、2週間でだいたい元に戻る。自然の摂理だ。
- 【10月】4回目の住宅ローンの繰り上げ返済。返済月額は減ってもまだ先は長い。頑張らねば。
- 【12月】熊谷在住の義叔母が亡くなった。これで父母の兄弟姉妹は、父方の叔父一人だけになった。こればかりは順番だから致し方ない。諸行無常である。
8.まとめのまとめ
以上、2024の総括でした。
今年も家族がみな健康で、日本国が戦禍に巻き込まれることなく年を越せることに感謝します。
そして、来年も同じように時が過ぎ、年末には去年より良い年だったと言い合えるよう願います。
さらに、毎年のように書いている「成長できない人類問題」が僅かでも改善し、戦争やテロや弱いもの虐めは止めて皆で協調し、等しく豊かになろうという機運が膨らむことを期待します。
おっと忘れないうちに、2023年のまとめの巻末に書いた「他人様の役に立った報告」に値する出来事が、小さいながら一つあったことを記しておきます(例のカプセルベッドの件)。
それでは今年もご訪問、ご高覧いただきありがとうございました。
良い年をお迎えください。