2022の年賀状について、エピソードをいくつか書いておきます。
プライベートな年賀状のしょうもない話です。
1.今回は、「年内投函」方式から「貰って出す」方式に変えた
- 年賀はがきの印刷など準備は、暮れの繁忙を見越して昨年11月中旬には終えていた。
- 案の定、この年末は緑GCの定演で暇がなく、やむを得ず新年に入って年賀状をいただいた方に宛名書きして出すことにした。
- 長年、印刷から宛名書き〜添え書き〜投函までを年内の義務としてやってきたので、正月酒に酔ってする年賀状書きは極めて新鮮で、思いのほか集中力が持続した。
- その一方、早く書き終えて酒が飲みたい一心から仕事が速くなるのと、文字や文章の乱れが気にならないことが身に染みて分かった(後述)。
2.世間には「貰って出す」方式の人が割りと多いらしい
- 方式を変更したら、いただく枚数、投函枚数とも昨年より減った。
- 新年に入って枚数を数えてみると、自分が毎年出していた人の3割は「貰って出す」式の人だったことが分かった。こちらから出さないと下さらないのである。
- これは長年のルーチンを変えたことによる新たな発見だった。心情的にはほろ苦かったが、フェードアウトを目指す終活的には収穫だったような気がした。
3.筆じまい(年賀状じまい)宣言がちらほら
- 「今年で最後」と添え書きのある方が3人いた。
- いずれも60代後半以上の方で、長年お付き合いいただいてきた先輩方なので淋しい。
- とは言え、確かに手間と経費は掛かるし気力が必要なことだから仕方がない。
- 自分はまだ手間と経費は掛けられるし、気力も残っているのでまだ続けられる……と今は思っている。
4.宛名書きで住所を書き忘れるたぁ、どうなってんだ
- ちなみに筆者は、未だに表面宛先の住所、氏名をすべて手書きしている。
- この正月3日には、妙にスカスカした年賀状が2枚戻ってきた。宛先の住所を書き忘れたのだ。これには我ながら呆れた。
- もし〒番号と名前だけで相手に届いていたら、受け取った方は「我も有名になったものよのぉ」とさぞ鼻が高かっただろう(笑)。
- ……笑っている場合ではない。「貰って出す」方式、酔って書く年賀状は、そんなトラップに注意だ。
- 正月、目出度い空気の中で朝からグイっと酒を飲むのは潔くて好きだ。それだけに酔って筆を握るときは、①葉書の表には必ず住所と名前を書く、②文字や文章の乱れを多少は気にする、③書き終えたら飲みを再開する前に点検、これを2023に向けた教訓としたい。
え〜、しょうもない話は以上になります。
最後に……
5.まとめ
年賀はがきの発行枚数は、2003(平成15)年ピーク時の半分以下になりました。
インターネットの普及やSDGs、カーボンニュートラル的な考え方の浸透もあると思いますが、「面倒くさい」「他にやらなきゃいけないことが沢山」、このあたりが多くの人の本音だと思います。
そして、遠方の方と新年の挨拶を交わす手段が書状しかなかった時代は遠い過去のものになりました。誰もが忙しいこと、忙しいふりをすることを吉とする忙しない時代です。
それでも筆者は続けたい。
面倒くさくても忙しくても、単純に良い習慣だと思っているから。
年に一回、手書きに根を詰めるのもいいじゃないですか。
以上、年賀状とその年の干支は1月半ばを過ぎるときれいサッパリ忘れるので、備忘のためにまとめました。
それではまた。