今月は、1冊だけでした。
理由は2つ。ホニャララその1が気になった、ホニャララその2に気を使った……
なんのことやら。
明日から気忙しい12月です。
オリンピックやコロナで騒々しかった2021も暮れていきます。

photo / pixabay
1.三浦しをん「むかしのはなし(幻冬舎文庫)」★★☆☆☆
しをんさんの小説は、当たり外れが大きい。
もちろん個人の感想だが、表しをん、裏しをん、とでも言っておこうか。
すみません……
かぐや姫、花咲か爺、天女の羽衣、浦島太郎、鉢かづき、猿婿入り、桃太郎……
七話とも冒頭で昔話を語り、それぞれをモチーフにした本編に入っていく作りである。
二話以降は、3ヶ月後に隕石が地球に衝突するという背景で語られる。
選ばれた人だけがロケットに乗り、別の星で生き延びられるかもしれない……、そんな暗い世界観。
限りなくダークな裏しをんより、人間臭さを前面に出す表しをんが好きだな。
「木暮荘物語」や「まほろ駅前多田便利軒」のような話を期待しよう。
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