SSDを外付けしてイライラiMacを爆速に変身させる【追記あり:M.2は…】

 本日は、筆者のiMacが昨今一般化しているSSDでイライラPCから爆速PCに生まれ変わったよ、という話。

 自宅のMacが遅くてどうも⤵️、何か対策はないのか? といった方の参考になると思います(ただし、HDDストレージのモデルに限ります)。

 

 

1.筆者のPC環境について

まず前提となる筆者のPC環境を簡単に。

iMac(Retina21.5”、2015-Late)
  • CPU:CORE i5
  • メモリ:8GB
  • ストレージ:HDD 1TB
  • 購 入:2016/05
ネットワーク(本稿UP時点)

 ざっと以上でありまして、PCのスペックは必要充分だし、ネット回線の速度は上り下りとも220〜230Mbpsはでているので、普通に考えればそれほど遅い環境ではありません。

【2020/05/26追記】遅くなっている主な原因は、iMac内蔵のHDDにある(後述)ので、ストレージがSSD又はFusion Driveの場合、本稿のやり方では速度は改善されないかもしれません。

一番下に後日談(SATA〜M.2)を追記しましたのでどうぞ。

 

 

2.こんなイライラはイヤだ

 ところがこの1年くらい、筆者はiMacに触るたび以下の症状にイライラさせられっぱなしでした。

  • 電源ONから定常状態に立上がるまで5分ぐらいかかる
  • ネット閲覧でレインボウカーソル(Macのフリーズサイン)が頻発
  • Excelの起動に約3分、起動後もカーソル移動が妙に引っ掛かる
  • その他のソフト使用中にもレインボウが出たり消えたりしてカクカクする

 

 購入当初はそれほどでもなかったのですが、徐々に立上がりや反応の遅さとプチフリーズ的な引っ掛かりが気になってきて、日々血圧が気になるお年頃としてはこのまま放置してはマジやばいと。
 メンタル&バイタルの安定を図るためにも何らかの対策が必須と思うようになりました。

 

 

3.対策を検討〜原因判明〜明かりが見えた

 そこでネットをあちこちクルーズして情報収集したところ、元々読み書き速度の遅い内蔵HDDが、時間の経過とともに更にボトルネック化することが分かり、その対策として目に留まったのがSSDの外付けでした。

 要するに、最近コストダウンが進み普及が加速しているSSDをMacに外付けし、そこにOSを新たにインストールして(可能ならばデータも移動して)、そちらを起動ディスク(兼メインのストレージ)にしちゃうという単純といえば単純な方法。

 

 その手順が上記2つのサイトに懇切丁寧に説明されていて、それほど手間がかからず比較的安価にでき、しかも効果はかなりのものだと分かったときには、筆者は思わず膝を叩いていました。

 かずやんさんとよとよさん、ありがとうございました。

 

 

4.外注も考えたが…

ここでちょっと話は逸れますが・・・

 実は上記3の情報に出会うまでは、iMac本体の(1)メモリ増設、(2)内蔵HDDをSSDに換装というヘビーな方法もやむなし、と考えていました。

 ところがそもそも筆者のiMac-21.5”は、ユーザー自身でメモリ交換、増設が出来るような構造になっておらず、ましてやHDDの交換をユーザー個人で行うような配慮はまったくありません。

 なにしろ本体の裏蓋が両面テープで留められているくらいですから(汗)。

 

 やむを得ず駆け込み寺的に訪ねたMacのメンテ専門店(パソコンドック24)では、以下のようなアドバイスをもらいました(注:あくまで筆者の環境、条件へのアドバイスです。すべてのiMacに当てはまるわけではありません)。

  • メモリ増設してもレインボウ対策と速度向上にはほとんど効果がありません
  • それよりストレージをHDDからSSDにした方がよほど投資効果があります
  • iMac内蔵HDDのSSDへの換装は当店実績があります。おまかせあれ
  • 持込んでいただければ、部品代・作業料等込み込みで約6諭吉にて承ります

 「オオッ6諭吉ですか、お安いもんですな…」と言ってみたかった(大汗)。

 iMacはAppleらしいスタイリッシュさながらあくまでデスクトップ型なので本体重量は約6kg。高価な壊れ物だから2回も宅配する気にはならんし(号泣)。

 

 

5.いよいよSSD選びへ

 かくして外付け方式とインハウス作業を決意し、以下のサイトを参考にSSD選びに入りました(リクさん○○さん、ありがとうございました)。

 そして500GB程度のSSD(2.5インチ、SATA規格)と金属製・USB3.13.0対応のケースに狙いを定め、C/Pと国産押しで選んだのがこれ(実はこの過程が一番楽しかった)。

  • SSD:CFD販売 CSSD-S6T480NMG3V(東芝製SSD 480GB)
  • 外付けドライブケース:Salcar 2.5” USBType-C接続 アルミ製

 

 今までSSDの実物なんて見たこともなかったし、外付けの場合はケースに納めないと使えないことも分かって勉強になりました。
 東芝さん、陰ながら応援してます!

 

 

6.SSDの取付けとセッティング

 そして、amazonに注文して待つこと3日。ブツが到着し、早速以下の作業に入ります(作業要領、手順などは、上記のサイトに詳しく解説されています)。

  • SSDをケースに収め、付属のType-CケーブルでiMacにUSB接続
  • 初期化 ~ macOSのインストール ~ 起動ディスクの変更設定
  • SSDからの起動を確認 ~ HDDからデータ一式を移動
  • 仕上げとして動作確認

 

 SSDの取付け、OSの再インストール、データ移動とも思ったより簡単にでき、拍子抜けしたほどでした。

    

 

 

7.動作確認で早くも感じる爆速

 上記の作業をしている途中で早くもSSDの速さを感じ始め、そして以下のような結果となりました。

  • 電源ONからの立上げ時間が約1/5に短縮(定常状態まで1分以下)
  • ネット閲覧もスピードアップ(体感的にページ切り替えはほぼ瞬間的)
  • Excelの立上げと作業が全くもたつかない(iMacで作業する気が起きる)
  • レンタルサーバー(さくらインターネット)への読書き速度も若干向上した
  • 普通の使用状況では、レインボウは現れない(フリーズしない)ことを確認
  • 当初予想したSSDの発熱はあまり感じられない(夏場は未知数)

 それはまさにHDDとは天と地の差。普段使いの範囲でいろいろ確認してみましたが、本当にびっくりするほどの速さです。

 

 

8.メリット、デメリット、参考情報

 さて、今回行ったSSD外付け法のメリット、デメリット、そして参考情報(選定理由など)を挙げておきます。

【メリット】
  • 何と言ってもPC全般の体感速度向上
  • 作業は工具不要で器用さもほとんど必要ない(物理的な作業は、SSDをケースに納め、USBケーブルでPCとつなぐだけ)
  • PC関係に深い知識がなくてもできる(これは分かり易さ、親切さにアドバンテージのあるmacOSのお陰かもしれない)
  • 本体はいじらないので、Appleの保証は外れない

 

【デメリット】
  • 当然ながら若干の投資が必要(今回の場合約15,000円:2018/06時点、それでも外注の1/4)
  • 外付けなので、iMacにぶら下がる機器が増える(ノート型だったら躊躇したかもしれない)
  • SSDは、今のところHDDより高価だし寿命も未知数なので、そのあたりがリスクと言えばリスク(寿命はHDDより長い、短いの両説がある)

 

【参考情報】
  • 今回は、OSのみでなくデータもすべてSSDに移動する前提で機種選定と作業を進めた
  • なぜなら、ボトルネックとなっていると思われる内蔵HDDの使用を最小限にしたかったから
  • 480GBのSSDを選んだのは、iMacのHDDに270GB程のデータがあったため
  • OSのみSSDに移動して起動ディスクとするのであれば128GBの容量で充分(Appleは、現行macOS High Sierraのインストールには14.3GB以上の空き容量が必要としているが、AppleIDの登録によりメモ帳や連絡先などのデータが自動的にダウンロードされるため20GB程度にはなるようだ)
  • 500GBや512GBを選ばなかったのは、CFDのラインナップがたまたま480GBだったから
  • ブランドとしてCFDを選んだのは、ネット情報で信頼できる製品とあったことと、C/Pが良く東芝のSSDを使っていたから(SSDの主要部品であるNAND型フラッシュメモリの開発者である東芝をリスペクト)
  • アルミ製のケースを選んだのは、SSDの放熱に対して樹脂製より金属製の方が有利と考えたから
  • USB3.13.0規格対応(Type-C接続)のケースにしたのは、通信速度のボトルネックを少しでも減らしたかったから
  • Macの例の「command + option + P + R」によるRAMのリセットをすると、起動ディスクがHDDに戻ってしまうので要注意

 

 

9.まとめ

 速度向上に関する客観的な検証データ、数値データは、ネット上にたくさんありますのでそちらを見ていただければと思います。筆者としてはあくまで使用感としての速さ、事前の予想を遥かに上回る速さに感動すら覚え、今回の総合的な満足度は100%を超えていました。

 上に書いたようにSSDには若干のリスクはあるものの、それらを超えてなお余りあるメリットを強く感じます。今後もコストダウンは続くようですから、たぶんこれから先は、ストレージに関してはSSDを第一優先で考えることになるでしょう。

 

 なお、本稿はMacを前提として書いています。WindowsPCでも考え方や効果はほぼ同じとは思いますが、OSが異なることなどから具体的には改めてそちら方面の情報を確認いただければと思います。

以上、ご精読いただきありがとうございました。

 

10.【追記2020/05/27】その後、M.2規格のSSDに取替えた結果は

本稿の2.5inch SSDの外付けでしばらく使った後、さらに速さを向上させようとSSDをM.2規格のものに取替えてみた結果を書いておきます

 

SSDを本稿の「2.5inch、SATA規格」(以下2.5inch)から、最近一般化している「M.2、PCIe Gen3.0x4+NVMe規格」(以下M.2)へ、併せてケースも「USB 3.1 Gen2規格」のものに取り替えてみました。

  • M.2のSSD(Crucial 1TB)とUSB 3.1のケース(FIDECO アルミ製)

   

 

 

結論を言うと、計測値は2.5inchよりReadで最大約10%増し、Writeは項目によってはかなり改善しているものの、体感上の速さはほとんど変わりませんでした。
・・・ムム、残念。

2.5inch

 

M.2

 

ちなみに実用上はなんの支障もないので、そのままM.2の方を使っています。むしろ1TBに容量アップしたので安心感は倍増しました。

 

 

追加投資した割に速さが期待したほど向上しなかった原因は、M.2の接続にiMacのUSB3.0ポート(公称5Gbps)を使わざるを得なかったためと推測しています。

 

ちなみに、iMac 2015-LateにはThunderbolt3ポート(公称40Gbps、コネクタ形状はUSB Type-C)はなく、Thunderbolt2ポート(公称20Gbps、コネクタ形状はMini DisplayPort)しかありません。

なので、Apple純正のアダプターとケーブルを介してThunderbolt2ポートに接続してみましたが、結局M.2のSSDは生きませんでした。

   

 

 

Web内でいろいろ調べたり、Appleコミュニティで意見を聞いたりしたところ、M.2が生きなかった原因は純正アダプターにあるらしく、Appleサイト(の奥深いところ)に「接続するデバイスが自己給電型であることが必要」との説明があることが分かりました。

Oh, It’s a trap!

   ↓    ↓    ↓

それに代わるアダプターは、今のところ見つけられていません。また、自己給電型のSSDというものが存在するのかもよく分かりません(汗)。

 

 

なお、iMacシリーズのうち2017以降の機種は、Thunderbolt 3にグレードアップされているので、上記のようなアダプターを使うことなくType-CケーブルでM.2を直結できると思われます(ネット上の確認しかしていませんが)。

 

以上から言えることをまとめてみます。

  • ストレージがHDDのiMacは、SSDの外付けで間違えなく速度の向上が図れる(くどいですが)。
  • iMac 2015-Late以前のモデルの場合、Thunderboltポートが使えないのでUSB3.0ポートを使うことになり、外付けするSSDに2.5inch、M.2のどちらのタイプを使っても速度の向上はほぼ同じ程度になる。
  • 2017以降のモデルであればThunderbolt 3仕様なので、M.2(又はそれ以上の性能のもの)を正しく接続すれば、より速くなると思われる(個人的に検証はできていません)。
  • その場合、SSDケース、ケーブルもボトルネックをなくす意味でThunderbolt 3規格で揃えるのが理想。

 

簡単ですが少しでも参考になれば幸いです。

どうぞ快適なMacライフを。

 

 

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