FacebookとInstagramに見るSNSの盛衰

この記事にすごく共感したので、個人的な感想を少し書きます。
FBでのやりとりにうんざりした中年がインスタに「移動」中BLOGOS

 

 筆者の場合、もともとFacebookへの関わりが軽めなのと、中の「友達」に恵まれているせいか、幸い上記記事のようなトラブルに遭ったことはありません。でも、最近はFBを見に行く頻度は減り、投稿回数も以前に比べればだいぶ少なくなりました。

 また、逆にタイムラインに流れてくる友達の記事数や投稿に付く「いいね!」の数は筆者の場合も少なくなっているので、記事にあるようにFBのアクティブユーザーが減っていることは、なんとなく感じていました(冒頭の記事に共感した理由/その1)。

 

なぜそうなってきたのか、筆者個別の理由を考えたら結構ありました。

  1. タイムラインが、以前よりゴチャゴチャしてきて見疲れする。
  2. 「いいね!」をくれる人に、お返しのプレッシャーを感じてしまう。
  3. 一度「いいね!」すると、延々とお店などの記事が流れて来るのが煩わしい。
  4. リア充を強調する投稿にその都度共感する度量と気力がなくなってきた。
  5. 意見表明的な投稿には、リアクションの期待を感じて引いてしまう。
  6. ルーティン的な日常の定期報告を見続ける寛容さが自分にはない。
  7. 意見を付していないシェア投稿は、動機が分からずイライラする。
  8. 友達がリアクションした記事を知らせて来る機能はお節介すぎないか。
  9. 友達が「投稿にタグ付けされた」ことを知らせる機能は、何のためなのか意味が分からないし必要ない。

 

・・・それぞれに回避する設定があったとしてもそれ自体が手間だし、そんなことを感じる筆者も既にFBとの付き合いに「疲れ」、「うんざりして」、しかも「飽きてきた」のかもしれません(冒頭の記事に共感した理由/その2)。

 また、投稿やいいね!の減少から、筆者の友達各氏も、大なり小なり同じようなことを感じているように思います。まして不幸にも冒頭の記事のようなトラブルに遭遇しているとすれば、それこそ何をか言わんや。

 「だったらやめれば・・・」とか「そもそも何が面白いの?」、「プライバシイーを晒すのは危ないからやらない方がいい!」とそもそも論はあって当然だけど、やはりそれなりのメリットがあるから続けているわけで、例えば「なかなか会えない人の近況が大まかに分る」、メールやLINEとは意味の違う「軽いコミュニケーションが図れる」、そして時にはFBがきっかけで「付き合いが継続したり復活したりする」などの良い点は依然としてあるのです。

 

では、Instagramはどうか。
 筆者的にまず言えるのは、FBより格段にシンプルで、なおかつ自由度が高く、かつ「お互いの関係性と依存度」、「いいね!やコメントのプレッシャー」が共にFBより低いこと。それだけでとても気が楽です(冒頭の記事に共感した理由/その3)。

 もともと写真が主体のSNSですから、投稿できるのは文字によるプロフィール1本(150文字以下)と写真(以前は正方形のみだったが現在はサイズ修正可能)に限られます。FBのような細かなプライベート情報の入力欄はありません。

 投稿する写真には、コメントとハッシュタグ(#付き文字列、30個まで)を付してその意味やニュアンスを補強することが出来ます。

 この「ハッシュタグ」ってやつが曲者で、多くの人に見てもらうためにはハッシュタグが必須だったり、微妙なテクニックで被閲覧数やいいね!が増減したりするそうで、そこが面白味と言えば言えます。

 そして、さすがは特に若い世代に人気のSNS。筆者から見れば違和感ムンムンの「自撮り」や「食べ物」に特化する人、また、ユーザーが急増しているせいか「お店や事業の宣伝」目的の投稿もずいぶん増えています。さらに、怪しげな「~コンサルタント」のようなものに遭遇することもあるので自己防衛はネット上の何処でも同じです。

 写真を軸に比較的軽めの繋がりやコミュニケーションが図れ、シンプルな仕組みだけに却って奥が深い・・・、筆者はInstaにそんなイメージを持っています。

 

【まとめ】
 SNSをペットに例えると、Facebookが犬ならInstagramは猫。Twitterは金魚鉢の金魚、その心は眺めるだけ。Mastodonは最近発見された新種なるも既に絶滅が危惧される・・・、デフォルメが過ぎますがそんなイメージでしょうか。

 一方、Twitterは、災害時に活躍するし自らもSNSではないと公言しているらしく、LINEに至っては、今や立派な通信インフラです。

 何れにしても、SNS的なものは既に世の中に広く定着し、今後も栄華盛衰を繰り返し姿形を変えながら更に深く浸透し、次第に万人にとって空気のようなものになって行くでしょう。

 そうした中でも筆者は、人と人とのつながりとコミュニケーションの基本はFace to Faceと思っていますし、その考えを変えるつもりはありません。

その前提でSNSとは今後も付き合っていきますよ、ええ。
棺桶の蓋が閉まる寸前まで世の中の動きは観ていたいし、他人様とはつながっていたいですからね。

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