人間は悪を持っていても善の総量はそれに勝る

このところ長い投稿が続いたので、本日は手短に。

先日、書店の立ち読みでこんな言葉を見つけて少しドキッとしました。

「人間の「善」が、常に「悪」よりも先んじてほしいものです」
 ◆手塚治虫(1928-1989:漫画家)

筆者も常々そう思っています。
一方、こんな風に仰っている方も。

「人間自身もそうですが、すべてのものは善と悪を併せ持っています。どちらの面が強く出るか、それだけの話です。物事のいい面だけを見てもいけませんし、悪い面だけを見ても不十分です」
 ◆吉本隆明(1924-2012:詩人、評論家)

物事は多面的に捉えないと真実が見えてこない・・・、
そうと分かっていても遠い外国のニュースはもちろん、日本国内の出来事でさえマスコミというフィルターを通してしか知ることは出来ません。

それにしても昨今は、タイトルのように念じて目を瞑るしかない話題のなんと多いことか。
そんなことを思うだけの筆者は、いったい善と悪のどちらを多く抱えているのやら。

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