10年来の難聴と耳鳴り(左耳)が旧盆頃からひどくなり、とても不快かつ仕事などで不自由を感じるので、今回は文京区小石川の漢方薬局を訪ねてみました。
なぜ漢方なのかを説明しだすととても長くなるので、ここでは、耳に関しては西洋医学の限界を感じ、歴史と伝統の漢方に光明を求めた、としておきましょう。要は、治してくれりゃAnything OK!ってのが本音です。
…で、処方してもらったのが「苓桂朮甘湯」というもの。
(リュウケイジュツカントウ)と読むらしい。
実は、本格的に漢方薬局で薬を求めるのは今回が初めてで、どんな対応なのか少し不安でしたが、にこやかな薬剤師Sさんが当方の症状から体調、病歴、生活習慣まで事細かに話を聞いてくれ、「これが良いと思います」と出してくれたのが前述の処方薬でした。
いわゆる煎じ薬で、1包を240mlの水で半量になるまで煎じ、煎液を食間に飲むようにとの指示。早速飲んでみたところ桂皮が入っているだけに強烈なシナモンの香り。それに甘草のせいか甘い!
漢方薬、煎じ薬は苦いもの、という先入観は見事に裏切られ、今のところ一日3回、美味しくいただいています。
さて、これで効果が出れば言うことなしですが、結論は、一週間分を飲みきってからにしましょう。なにせ10年来付き合ってきた難聴ですから、そう簡単にはいきますまい。
- 【追記9/13】
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- 苓桂朮甘湯(りゅうけいじゅつかんとう)
- 煎薬処方7日分、9/6~13服用
- 気分的には少々楽になったかな?という程度の効き目
- Sさんの診断は、桂皮の鎮静(リラックス)効果のみ発現したのではないか、とのこと
- 【追記9/20】
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- 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
- 煎薬処方7日分、9/13〜20服用
- 耳鳴りは変化なし。服用3日目位まで難聴が少し改善したが、その後は元に戻ってしまった、残念。
- 持病の咳が始まったので、漢方は一時休止。抗生物質、鎮咳薬などで咳をやっつけたら再開します。
- 【追記10/4】
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- 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
- 煎薬処方7日分、9/26〜10/4服用
- 1週間空けて同じ薬を再開。耳鳴りは変化なし。難聴は、服用中はわずかながら改善することを自覚。
- 中音域の聴力レベルが改善し、ざわついた環境での聴き取りがしやすくなっていると推測できる。
- 【追記10/11】
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- 茯苓桂枝五味甘草湯(ぶくりょうけいしごみかんぞうとう)
- 煎薬処方7日分、10/5〜10/11服用
- Sさんに相談の結果、最初に処方された苓桂朮甘湯と同じ系統の本湯を1週間試す。
- 残念ながら効果はほとんど感じられず、前薬で感じられた改善は消滅。元の状態に戻ってしまった。