最近読んだ本_2013/05

宣言が早過ぎて気象庁がボコボコにされた今年の梅雨入り。ここに来てやっとこさ「らしく」なって鬱陶しい中、みなさんお元気でお過ごしでしょうか?

ワタクシ的には、腹部膨満感(食べ過ぎ)、記憶喪失感(飲み過ぎ)、階段忌避感(筋力の衰え)の三拍子を抱える今日このごろ、いつの間にか”June”になっていたカレンダーを横目で見てはため息をついとります、はい。時間経つの早っ!

さて、5月は読了4冊3本でした。

加藤元「山姫抄」★☆☆☆☆
 山深い田舎町で幽閉されたような生活をおくる一花。粗暴な夫に怯えながら日々を過ごすうち、次第に地域に伝わる山姫伝説に絡め取られるように自己に埋没して行く。
 完読した小説で星ひとつは初めてじゃないか。小説現代新人賞とはいったい何ものぞ。
山田宗樹「人は、永遠に輝く星にはなれない」★★★★★
 医療ソーシャルワーカー(MSW)猪口千夏の忙しい日々。一口で言えばそれだけのストーリーなのだけど、MSWのありがた味は実生活で身に染みているだけに大いに共感できた。良い小説に出会えた幸運。
小川一水「第六大陸1、2」★★★★★
 月面に”ある施設”を作るために日本の民間企業が奮闘する。数々の難関を乗り越え施設は見事完成。あ〜良かった、良かった・・・。
 でも、この小説はそれだけじゃない。実にSFらしいガジェットが仕込まれている。加えて技術的な裏付けはもちろん、日米中技術者魂のぶつかり合い、先駆者NASAのプライド、親子の葛藤、そして恋。そう、人間を描いているのだ。
近年の日本SF、確実にレベルが上がっている。

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