齢五十数年を重ねると、いろいろ具合の悪いところが出てまいります。
同年代で健康診断や各種の検査において何も引っ掛からない人がいると、私はその方を「化け物」と呼ぶと決めています。
当然私は多数のダメ出しを喰らっている普通の人間ですが。
ということで今回のお題は「健康」、特に眼科関係の話題でございます。
私の場合、数年前に受けた人間ドックで両目に緑内障が見つかりまして、それ以来、眼圧を一定に保つ点眼薬の処方を受けています。
毎日2種類の目薬を律儀に差し続けるのは面倒くさいことですけど仕方がありません。
「止めると目が見えなくなるかも……」と脅迫まがい、もとい、親身なアドバイスといただけば、イヤでも差すようになります。
先週、その目薬が切れそうになったので掛かり付けの病院で主治医HN先生の診察を受けました。
眼圧の測定をしてもらい、「変わりありませんね」「目薬はありますか?」「視野検査の予約はします?」とお決まりのコメントで診察が終わりかけたその時……
以前から聞いてみたかった疑問をハタと思いつき、HN先生にぶつけてみました。
「そもさん!老眼鏡の正しい作り方は?」
最近、近くを見るときに焦点が合わないことが多くて、こりゃ老眼鏡に頼る日が近づいて来たな~と感じつつ、ピンは百均で買えるものからキリは眼鏡屋で作る遠近両用などなど、若葉マークの老眼者としてはたくさんの迷いがあったのでございます。
以下、HN先生のアドバイス(患者は既に近視)。
- 無理して老眼鏡を作ることはない。近くを見るときは,度の弱い近視用メガネでOK。
- 老眼鏡はかっこ悪いものと思うべし。近眼のメガネとは違ってオシャレなものではない。
- 境目無しの遠近両用レンズには若いうちから慣れよ。60代に入ると頭がついていかないから。
要するに近眼のメガネは近くが見にくいものである、遠近両用の老眼鏡はレンズが大きくなり、かつ像が歪むものである、との助言をもらったのであります。
さすがは眼科医。眼鏡屋と違って商売っ気はありませんし、何となく真剣に考えなくちゃいけないな~と思い直しました。
少なくとも100円の老眼鏡でい~かなどといういい加減な考えは消え失せ、目と視力を大事にしなきゃいけないと思った次第です。
【緑内障シリーズ】