先日来,首が痛くて検査のために病院に行ってきました。受けたのはMRIによる首の断層撮影。検査衣に着替えて検査室に入るとそこには巨大な土管のような機械が鎮座していました。
「MRIは初めてですか?」
「3度目です。」
これで検査技師の口数が急に少なくなりました。土管の前の寝台に横になります。
「はい,まず検査中に音が出ますのでヘッドフォンをしてもらいます。」
前時代的な耳をすっぽり覆うタイプのヘッドフォン。ソフト&メローなオルゴール音楽が流れています。
「画像が乱れないように頭を固定します。」
顔の上にキャッチャーマスク風の覆いが降りてきました。さらに顔との隙間にウレタンパッドが詰められます。
「検査中に気分が悪くなったらこのボタンを押してください。」
ナースコールのようなボタンを握らされます。
「じゃ,頑張ってください。検査は30分で終わります。」
寝台がスライドして上半身が土管の中に入りました。(あ~,頑張らなければいけない検査がハジマルノダ・・・)
さてここからの約30分間,巨大土管の中で以下のような轟音を連続して聞くことになります。
(1)ブザー音
(2)ブザー音+削岩機
(3)船の警笛
(4)削岩機
(5)削岩機
(6)削岩機
(7)削岩機
3分間ずつ断続的にヘッドフォンを通しても頭の芯まで,と言うより腹の奥底に響いてくる轟音。機械に生気を吸い取られるような感覚に陥りました。検査結果に基づく医師の診断は「薬を飲んで経過を見ましょう」というものでした。悪性や進行性の疾患ではないことが分かって一安心でしたが,いつも思うのは病院での検査の多くは体調が万全でないと受けられません。
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