サントリーのCMは昔から印象に残るものがたくさんありました。サミー・デイビスJrの「チコンチコン」,ギターの弾き語り「ロンドン,ディラン,シュビダバァ~,オデ~エ~エ~ヨ~」,松田聖子の唄うスィート・メモリーズで「ペンギンズ・バー」,グッと新しいところではミスターC.C.レモンなどなど。そんな中で一番印象に残っているのがウィスキーの角瓶「雁風呂」篇というCM。
夕暮れの砂浜。焚き火に顔を照らされながらウィスキーのお湯割を啜る男。バックに流れるナレーション。
「月の夜,雁は木の枝を口にくわえて北の国から渡ってくる。飛び疲れると波間に枝を浮かべ,その上に止まって羽を休めるという。そうやって津軽の浜までたどりつくと,いらなくなった枝を浜辺に落として,さらに南の空へと飛んでいく。日本で冬を過ごした雁は,早春の頃再び津軽に戻ってきて,自分の枝をひろって北国へ去っていく。あとには生きて帰れなかった雁の数だけ枝が残る。浜の人たちはその枝を集めて風呂をたき,不運な雁たちの供養をしたのだという。」
(サントリーのサイトからの引用)
そして作家の山口瞳さんの「あわれな話だなぁ,日本人て不思議だなぁ・・・」という呟きで締めくくられる何とも物悲しいCMでした。
最後の科白は開高健さんだとばかり思っていましたが山口さんだったんですね。山口瞳さん,開高健さんともサントリーの宣伝部に所属していたことがあって,お二方ともCMに出演していたことがあったので混同していたようです。人間の記憶なんて実にいい加減なものです。というか私がボケているだけですが。最近,サントリーのテレビCMで例の「ロンドン,ディラン,シュビダバァ・・・」が流れているのでそんな昔のことを思い出しました。
超ご無沙汰です。
私も、♪ランランリラン シュビラレ (サントリー表記)
を聞いて懐かしくなりました。
雁の木の枝の話はすっかり忘れていましたが、思い出しました。
確かに、日本人は花鳥風月、自然の営みを慈しむところがありますね。
でも、現在は己のことばかり
哀れなのは、人かも知れませんね。
PS
ケルビムじゃないですが、自転車復活しました。
ダルマ
セリカではありません。サントリーです。オールドです。久々に、♪ランランリラン シュビラレを聞きました。お酒を飲み始めた頃、友達の下宿には何時もは、ホワイトやレッドが転がっていました(笑オールド
kimiさん,お久しぶりです。
TBもありがとうございました。
振り返ってみればCMに乗せられて酒を飲み続けているような気がします。(汗)
自転車,復活ですか。
当方は車を手放したのでケルビム号が唯一の足となりました。(笑)
雁風呂。
なんだかしゅんとしました。
日本人の「もののあはれ」
愛しいですなぁ。。。
どうも。ちょっと前にコメント頂いたchidzです。
おじゃましました~(^^)
chidzさん,こんばんは。
どんどん,おじゃましてください。(笑)
「もののあはれ」
こういう年代を問わず心にしみるようなCM,最近見かけませんね。
もっともあんまりテレビ見てませんけど。
家に帰るとPC開いてそのまま寝ちゃうから。(笑)