四日間の奇跡

 

題名
四日間の奇跡
著者
浅倉卓弥
あらすじ
 留学先のオーストリアで暴漢に拳銃で撃たれ指を欠損した若きピアニスト如月敬輔。その不幸な事件の際に助けた少女千織は脳に障害を持っていた。日本に戻り敬輔は身よりの無くなった千織の面倒見ることになる。
 自らはピアノを弾くことが出来なくなった敬輔は音楽に関する千織の才能に気付きピアノを教え始める。数多くの名曲をマスターした千織を伴って各地の施設を慰問して歩く2人。
 そんな折り,たまたま尋ねた山奥の療養所で敬輔と千織は現実とは思えない不思議な四日間を過ごすこととなった。しかもその後の千織は・・・
お勧め度
★★★★★(5/5)

 

爽やかに泣けます。この小説,第1回「このミステリーがすごい!大賞」で金賞を取っていたんですね。読んでいる途中で本の解説で知りました。図書館で借りる時には安っぽい題名だなと思いましたが,読後は輝いて見えますから,この本。

さて,この小説の重要なポイントである,あるアイデア。実は以前に紹介したことのある小説に使われていました。個人的なマイナスポイントはこの点だけ。「お勧め度」は最近ユルユルの涙腺を更に緩まされたので最高得点。絶対お勧めです。あなたも岩村真理子に恋しませんか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください