夏休みの日記(3)


いやはや,今朝の停電にはびっくりしました。テレビ,クーラーが切れたばかりでなく水も出ない。道路の信号も消えているのでもしやとは思いましたが,都会の生活というのはなんと脆弱な基盤の上に成り立っていることか。(電気となると都会ばかりが弱いとは言えませんね。)

私はまず情報収集のために外へ出て様子を伺うという行動に出ましたが,その間に家人Bは飲料水確保のため家人Dにコンビニでミネラルウォーターを買ってくるように指令を飛ばしていました。さすが生活感覚,足が地に着いています。そうこうしているうちに自宅では1時間弱で復旧し,特に大きな事故には繋がらなかったのと,○ロのような事態ではなかったので取り敢えずはホッとしました。
(写真はサルスベリの花)


というわけで夏休み中日の惰眠は停電騒ぎで見事に断ち切られてしまいましたが,お陰で朝一から高まったテンションを利用して以前から計画していた○○○掃除をしました。何故,いきなり○○○掃除なんだ,○○○掃除の話なんか読みたくない!という方は【第1話】をスキップして【第2話】に進んでください。

【第1話】○○○掃除
食事をしながらのネット検索が趣味と仰る方(あまりいないと思いますが)に配慮して詳細な描写は避けますが,午前中いっぱいかけて普段,家人Bがやらない方法でプライヤー,ドライバー,メラミンスポンジを使ってピカピカに磨き上げました。スッキリです。

【第2話】「終戦のローレライ」読破
本章に直接来られた方,正解でした。私も【第1話】を書いていて胸が悪くなりました。(そんなことはないか・・・)
6月の末に読み始めた「終戦のローレライⅠ~Ⅳ」(福井晴敏著)を読み終わりました。500ページぐらいの文庫本4冊ですからかなり長い小説で,太平洋戦争の終結間際,日本がポツダム宣言を受諾,終戦までの数週間が潜水艦「伊507」とその乗組員たちを通じて描かれています。途中,やや説明不足な部分や話の展開が強引な部分もありますが,「伊507」が1艘で米艦隊に立ち向かう戦闘シーンや,広島,長崎の描写に圧倒され,そして乗組員たちが遠い日本や大事な人を思いながら歌う「椰子の実」の場面には泣かされました。そしてなんと言ってもローレライの秘密。ネタばらしは出来ないので,終章で映画「タイタニック」を思い浮かべた,とだけ言っておきます。この時期,戦争ものの小説のことを面白かったと言うのは少し気が引けますが,最近にしては珍しく,夢中で読める小説に巡り合えた気がします。福井晴敏は1968年生まれ,若い作家なのでこれからが楽しみです。

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