小学校から中学校にかけて塾に通っていました。
受験のための塾ではなくて学校の勉強の予習,復習をやるような,のんびりとした雰囲気の塾で,教室は座敷で座り机,授業が始まる前にはそこで自由に遊ばせてくれて,ゲームをやったり相撲をとったりして汗だくで授業を受けた覚えがあります。
そこの講師は経営者のK先生ひとり,事務は奥さんが勤める極めて家庭的な塾でした。
K先生は体が少し弱く,無理をするとすぐ熱を出すような人でしたが,ロシア語が喋れたために戦時中は大陸のかなり深いところまで派遣され,終戦後しばらくの間,抑留されていたシベリアの捕虜収容所でもロシア語の通訳として重用されていたのだそうです。
極寒の地シベリアでは相当な苦労をされたはずですが,K先生の語るシベリア体験談はいつも生徒たちの爆笑を誘うものばかりでした。(トイレに行くときにはハンマーが必需品だったとか・・・)
そのK先生はギターを弾く人でもありました。
教壇の脇には常にギターが置いてあり,理科で音の共鳴を教えるのにギターを使ったり,生徒たちがダレているとちょっと1曲,と言って「第3の男」や「禁じられた遊び」を弾いてくれたり・・・。
下町のおっちゃん,おばちゃんに囲まれて育った私の目にはK先生がとてもモダンな紳士に写った記憶があります。今となってはK先生がそのギターをどんな思いで弾いておられたのかは知る由もありませんが,その塾で目にしたり聴かせてもらったK先生のギターが,私のギターについての原体験のような気がします。(思いっっきり昔話になっています。)
さて,今日はTakaさんが所属されているM-ets主催の「2006アコースティック・カーニバル」を聴きに「つくし野センター・ホール」まで行ってきました。昨年も聴きに行ってとても面白いイベントだったので,緑GCのメンバーにも情報を伝えたところ,私のほかに3名(プラス奥様1名)が聴きに来ていました。
昨年より出演者こそ少なかったものの正味約2時間のコンサートは,曲,演奏スタイルともにバリエーションに富んでいて,オーディエンスとしてはとても楽しむことができました。久々にプリンセス・ピンクさんの演奏が聴けましたし,TS&SSさんがデュエットで弾かれたチック・コリアの「Spain」は圧倒されそうなエネルギーに溢れていました。
帰り道,一緒に帰ってきた緑GCのNさんと意見が一致したのですが,こういったアマチュアのイベントでは演奏者側がリラックスして弾いてはじめて,観客側も楽しめるのだと思います。
「お客さんが手に汗握るような演奏をしちゃだめですよね~」「アハハハ~」と笑った後にお互いに黙り込んでしまったのは,緑GC一番の課題を語り合うにはあまりに時間は短く,まだまだ日も高かったせいかもしれません。
昨日は遠路(?)はるばるお越し頂きありがとうございました。hideandseekさんとお友達のお陰で「集客は各メンバー5名」と言うノルマを何とかクリアできたようです。(笑)
演奏のレベルはプロ、又はセミプロレベルの方達のソロや合奏に比べて及ばないものもあったかと思いますが、それでもある程度楽しむ事ができたとしたら、それは多分、出演者達がこれまで身内でのミニライブやコンサートの打ち合わせを通してお互いに顔馴染みであり、何かと言葉を交わしてきているうちに作られた調和というものがあったのかもしれません。
個人的にはもっと「笑い」が取りたかったのですが…(笑)
リーダーの方のスペイン留学が何時までになるか分からず、来年又開催できるかどうか未知数ですが、機会があればショートショート・ライブにもお越し頂ければ幸いです。
昨日は、ありがとうございました。またブログにも書いて頂き感謝します。
メッツのメンバーとは、心地よく過ごせます。お陰で、昨日は、とても楽しい一日でした。スタッフを勤めてくれたタカさん、出演者のみなさん、協賛して下さった方々・・・そして足を運んで下さったお客様みんなに感謝の気持ちでイッパイです。
また私のHPにも遊びに来て下さいね?足跡など残して下さると嬉しいです。これからも応援、よろしくお願いしますね♪
Takaさん
昨日は司会に,裏方に大車輪の活躍,お疲れ様でrした。
お蔭様で私のほうは書き割りを努めつつ(笑),
ゆっくりと,かつ楽しく聴かせていただきました。
(ちょと舟を漕ぎましたけど,見てなかったですよね。汗)
またの機会を楽しみにしております。
プリンセス・ピンクさん
拙ブログにコメントをいただき恐縮しています。
アコースティック・カーニバルのようなイベント,とても貴重だと思いますので,
次回以降にも期待しております。
ピンクさんのキレのある演奏に今度はどこで出会えるでしょうか。
HPにもお邪魔いたします。