今回は私の好きな曲について。
原題が「Baubles,Bangles and Beads」、邦題は「輝く腕輪とビーズ玉」または「ビーズと腕輪」という楽曲です。
実はこの曲についてエントリーを書こうとしていくつかのサイトを当たったところ、原曲はクラシックで、1800年代にロシアの作曲家アレクサンドル・ボロディンによって作曲されたことを知ってびっくりしました。
まずamazon.comのこちらで原曲を聞いてみて下さい(Listen to Samplesの6番目、String Quartet No. 2 In D: Second Movement: Scherzo (Allegro)のListenをクリック)。
ロシア人による弦楽四重奏曲第2番第二楽章アレグロ、などと聞くとグッと構えてしまいますが、聴いてみると何と優雅でモダンなメロディーなのでしょう。
この曲が1950年代にブロードウェイのミュージカル「キスメット」で劇中歌としてアレンジされて以来、たくさんのジャズミュージシャンやボーカリストがボサノバやジャズワルツの曲として取り上げてきました。
今日は3本の演奏、ボーカルをご紹介します。
まず一番好きなアレンジ、エウミール・デオダートの「ツァラトゥストゥラはかく語りき」から。
CDジャケットをクリック、Sample this albumの4番目です。
続いて、ボーカルの代表としてフランク・シナトラの「シナトラ&ジョビン」から。
同じくListen to Samplesの9番目です。
テナーサックスのズート・シムズが珍しくソプラノを吹くそのものずばりの「ソプラノ・サックス」。
同じく、Sample this albumの8番目です。
この曲、どちらかと言えばラテンやボサノバのリズムが合うような気がしますが、どんなアレンジでもおしゃれで華やかな雰囲気が感じられてクラシックが原曲とは信じられません。
ボロディンの曲がアレンジされたポピュラー曲としては、他にも「ストレンジャー・イン・パラダイス」などという名曲もありますから、この人は先進性、普遍性を持ったメロディを書く才能に恵まれていたのでしょうね。
目黒川さんもびっくりの名曲ですね。^^
またゆっくり聴きに参ります。<(_ _)>
おおきに。ゆるゆる聴いとくんなはれ。