眼の中の富士山|マーフィーの法則を思い出すがいい!

今日は、年齢相応に病気の話です。

UnsplashAtul Vinayakが撮影した写真

 

長年通ってきた某大学医学部附属病院で、新たな診断がありました。

 

1.長すぎる病名

 

緑内障手術のアフターフォローの通院で右眼に別の病気が見つかりました。昨年暮のことです。

 

先生
「検査で右眼にチュウシンセイショウエキセイミャクラクモウマクショウが見つかりました」
筆者
「エッ? チュウ……ショウ……???」
先生
「紙に書きましょう」

 

手帳を出すとサラサラと書いてくれました。

 

先生
「『中心性漿液性脈絡網膜症』です」
筆者
「ハァ……」

 

眼球の一番奥の「黄斑」という部分の網膜が一部剥離し、その裏側に水が溜まる病気らしいです。

言葉だとなんのことやらさっぱりですが、漢字だとなんとなく雰囲気は伝わってきます。

日本人で良かったと思う瞬間でした。

 

 

2.富士山のような盛り上がり

 

断層撮影の写真を見せてもらうと、剥離した網膜が溜まった水の圧力でちょうど富士山のような形に眼球の内側に向かって盛り上っていました。

山頂に当たる部分には、ごていねいに噴火口そっくりの凹みまであります。

目玉の中に富士山があるっていったい……

 

網膜にこれだけデコボコがあれば写る画像が歪むことは素人でも想像が付くし、デジカメだったらとんでもない欠陥商品だな……と直感的に思いました。

 

そしてここ数か月、右眼がぼやけたり、左眼と比べて物が小さく見えたり歪んだりしておかしかったので、直接の原因が分かってある面では腑に落ちました。

一方、なぜ発症したかについては特に説明がなく、もどかしさは残念ながら消えていません。

 

こちらからしつこく聞けばよかったけど、まあそれはいいでしょう(後述)。

 

 

3.高度医療に身を委ねる

 

それより問題はこれが治る病気なのか、どうやったら治せるのかということです。

本音を言うと、そこはあまり心配していません。

 

ネット情報から自然治癒することもある病態で、視力や見え方もほとんどの場合は回復するらしく悪性の病気でないことが分かりました。

異常が見つかってからすでに検査を3回受け、並行してレーザーによる処置も2回受けています。

 

1回目は、水の入口を塞ぐべくそれと思しき箇所にピンポイントで当て、2回目は富士山の裾野全体に照射して細胞を活性化させ治癒を促すとのことでした。

 

ちなみにレーザーは手術扱いの処置らしく、支払い時にはその金額に目玉が飛び出しました。ほんの10分程度の痛くも痒くもない処置だったのに。

(先に言ってよ)という感じ笑。

 

2回目は数日前のことなので効果のほどはこれからですが、診断と治療が高水準なことは疑っていません。

緑内障で長年通っている病院を信頼して高度な医療に身をゆだねるだけです。

 

 

4.ベッドは寝る場所

 

余談ですが、ただ一つ自分に出来ることがあるとすれば、それは就寝時にタブレットを使わないことでしょう。

分かりやすくマーフィーの法則に例えてみます。

 

「ベッドでYoutubeを見ていると、デバイスは必ず角から眼に落ちて来る」

タブレットもね。あな恐ろしや……

 

そう、失敗する可能性が少しでもあれば必ず失敗するという例のやつです。そこは経験豊富なだけに妙な自信があります。

だから発症のそもそもの原因については、あえてしつこく聞けませんでした。

「何か思い当たることは?」と逆に聞かれたくなかったし、ボケみたいな説明で半笑いされるのは目に見えていたからです(汗)。

 

 

5.まとめ

 

真面目な話に戻すと、眼は身体の中でも特に大切な感覚器官です。

 

人間の五感による知覚(情報判断)の割合は「視覚83.0%、聴覚11.0%、嗅覚3.5%、触覚1.5%、味覚1.0%」『産業教育機器システム便覧』(教育機器編集委員会編 日科技連出版社 1972)

DynamiteBrothersSyndicate」より

 

 

知覚情報の8割以上が目から……

夜道が何となく怖いのも、視覚情報が少ないからと考えれば合点がいきますね。

 

そんなこんなで、せっかく縁あって高度医療を施す病院で診てもらっているのだから患者も自覚しなくちゃいけない、視覚維持のためにはいろいろ気を付けないな〜という思いでこんな記事になりました。

 

おしまい

 

 【記録】

241126:緑内障外来/怪しい影が見つかる
241203:検査/網膜が一部剥離している
250116:造影剤で検査/レーザー1回目
250225:検査/中心網膜症と診断さる/レーザー2回目

 

 

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