自室の掛け時計を買い換えました。
クォーツ時計 から 電波時計へ。
理由は3つ(目次の1~3)。
1.時計の狂いが気になってきた
最近、なぜか家の中にある普通の時計の狂いが気になってきました。
以前はそんなことはなかったので、原因はスマホやAppleウォッチにあると思っています。
身近にあるITデバイスが表示する時刻は、正確そのもの。
それが個人的に、というより世間的にいつの間にか当たり前になっていました。マインドコントロールされたような。
そして個人差があると思いますが、私の場合は微妙に狂う従来の時計が陳腐に思えてきて、とにかく自室の掛け時計だけでも電波式に変えたい、ストレスを減らしたい、そんな流れで買い換えを決めました。
2.スッキリしたデザインの掛け時計が欲しくなった
今までの掛け時計は、ニ○リで買ったチープなもの。約5年使って元は取とったと。
で、この際ぜいたくに世界のSEIKOをと思い、いろいろ探しましたがピンとくるものが見つかりません。
その後、Amazonや東急ハンズの実店舗で物色して迷いに迷ったすえ、岐阜県郡上八幡の「KATOMOKU」に絞り込むことができました。上品な木製品を製造、販売している木工所です。
センスは人それぞれだけど、私にはKATOMOKUの掛け時計が一番しっくりきたし、自社工場で作る木枠の部分に人の手の温もりを感じられそうなのも魅力でした。
買ったのはこれ
KATOMOKU plywood wall clock ライトブラウン スイープ(連続秒針) km-36M φ252mm (電波時計)
3.Amazonブラックフライデー
Amazonブラックフライデーは、ネットバーゲンの王道。
さすが上手い時期に持ってくるものです。
年末近しということでボーナスに縁のない人種までその気にさせる黒魔術。
結果的に買ったのはセール対象外の製品でしたが、鵜の目鷹の目であれこれ探したおかげでずいぶん目が肥えました。
4.電波時計は電波で正確な時を刻む
さて、ここからブラックな話になります。
電波時計は、日本国内に2か所の送信所が飛ばす電波によって正確な時を刻みます。
ということは、電波が受信できなければ話にならない。ただのクォーツ時計にしかなりません。
で、飛んでくる電波は長波。遠くまで届きやすいのが特徴とのこと。
拙宅の場合、福島県の「おおたかどや山標準電波送信所」が近い。
直線距離で約220km、どや。
東日本をカバーする送信所だから、受信は何の問題もない、……はずでした。
5.マンションと長波
結論から言うと、今のところ電波時計として機能していません。ただのクォーツ時計です。
自宅マンションでは、窓から離れた場所では電波がうまく拾えないようです。
Q マンション内での受信は、可能ですか?
A 一般的に言って鉄筋の建物内では電波が大きく減衰されてしまうため、電波時計の受信は難しくなるケースが多くなります。電波時計の設置場所を工夫されることによって、受信が可能となると思われます(送信所の方向を向いた窓際に置くなど)。
NICTのサイトから一部を引用
この情報、あまり拡散、浸透していないと思いません? 大人の事情ってやつでしょうか。
ネット情報を丹念に見ていくと、購入してから(こんなはずでは……)となるケースが多いようです。
そうは言っても、信じて買ったものは仕方ありません。
今は、購入者の気持ちを知ってか知らずか健気に動いているけど、せっかくの電波時計なのだからそれらしく作動させてやりたい。
これからいろいろ試してみるつもりです。
6.傾向と対策
うまく標準電波が受診できないときの対策を、備忘のために挙げておきます。
(1) 置き場所の工夫
電波時計を……
- 送信所の方向(東日本では福島県の方向、西日本では佐賀県の方向)に近い窓際に置く
- 窓際でもサッシのすぐそば等、金属のそばには置かない
- 通信機器やら電波を出していそうな機器の近くに置かない
(2) スマホアプリで補正
(3) リピーターを設置
リピーターとは、電波などで正確な時刻を受け取って、その情報を元に再度電波を発信するための機器、だそうな。
「共立プロダクツ」という会社が作って売っています。
今のところリピーター一択ですが、時計本体が3個近く買える値段なので、そう簡単には手が出せません。
7.まとめ
たかが電波、されど電波。
標準電波の受診対策を考えるうちに、今どき家の中で飛びまくっているWifi電波でOKな電波時計ってないの?、と考えました。
ありそうでないものNo.1ではないかな。
ン?
ある?
遠来の長波頼りな電波時計が時代の遺物になる日は近い、……なんてね。
おしまい