G7広島に遠路駆けつけた戦禍の国ウクライナのゼレンスキー大統領。
平和記念公園訪問の場面をニュースで見て気が重くなった。
大東亜戦争の末期、日本は本土が戦場となろうが国民の犠牲が増えようが、国体維持のため徹底抗戦を貫こうとした。
あくまで強硬な姿勢とその手段に狂気すら感じ震撼した米国は、局面打開、戦争終結を大義として広島、長崎に原子爆弾を投下した。
小生意気な黄色い奴らが二度と歯向かって来ないよう懲らしめの意味もあったやに聞く。それが本当であればなんと理不尽な。
その経過と悲惨な結末、そして今に続く被ばく被害を展示するのが平和記念資料館だ。
当時の日本と米国、そして広島の惨状は、彼の眼にどのように映っただろうか。
正当防衛が招いた惨禍のように見えなかっただろうか。
鉄の意志で戦争を継続し自国の国民と領土、文化、歴史を守ろうとする指導者だ。
そう簡単に揺らいだりしないだろうが、これから先、彼が意思決定の際に考慮すべき要素、イメージしなければならない光景が増えることが想像され気が重くなったのだ。
今回の遠征でG7各国から武器援助等の追加を引き出すことができ、大きな成果を抱えて帰国したとは思う。
でも、何より一日も早く彼の真の笑顔が、安堵する国民の姿が彼の地から世界に発信されることを切に願う。
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