爪の改善に効果がある(かもしれない)補修液が見つかってテンション上がり気味だよ!、という話。
Dr.Nail DEEP SERUM(ドクターネイル ディープセラム)
ギターと爪と音色の関係
ギターを弾く人にとって右手(左利きの人は左手)の指先はとても大切です。
なぜならアポヤンド、アルアイレ、どちらの奏法でも指先と爪の両方で弦を弾いて音を出すからです。
(ピックのことは、この際、脇に置いておきますね。個人的に全然使いませんので…)
筆者は、ギターの音色の半分は楽器と弦で、残りの半分は弦の弾き(はじき)方で決まると思っています。特にナイロン弦のクラシックギターの場合、通常はアンプやエフェクターは使いませんので、爪なしで大きな音、滑らかで綺麗な音を出すことはできません。
爪を酷使するとどうなるか
さて、その爪ですが、筆者個人の場合、ギターを弾くにはp,i,m,aとも薄くて柔らか過ぎるのが長年悩みの種でした。
特にギター合奏では、爪に大きな負荷がかかるアポヤンド奏法を多用するので、コンサートに向けて練習が加速する時期など、爪のメンテナンスには本当に苦労してきました。
具体的に時系列で書くと・・・
- 練習が佳境に入るにつれ、大きな音を出すため力が入る
- 弦との摩擦をもろに受ける爪の先端が削れて傷ができる
- その傷が徐々に広がり雲母片状に割れ始める
- 割れが進まないよう瞬間接着剤で補修
- 接着剤の影響で弾き辛くなり、音もpoorになってしまう
- 爪の長さを睨みながら割れた部分をぎりぎりまで削り落とす
- 接着剤も時間と共に剥がれるので再び塗布~補修
- 割れと接着剤でガチャガチャになった爪をやすりでなんとか整形
- 本番のステージ上では、見るも無残な右手爪を見て嘆息=3
うまくお伝えするリテラシーがなくて歯痒いですが、そんな一見意味不明なことを、年一のコンサートのたびに毎度繰り返してきたわけです。
ギタリストにとっての福音とは
ところがところが・・・、
この5月に、「爪ダメージに浸透補修」を謳う興和(株)の爪化粧料(不思議な命名だな)Dr.Nailを偶然発見して、半信半疑ながら塗布を続けてみたところ、これが実に具合が良いのですよ~。
初めて買った3.3ml瓶を3ヶ月弱で使い切って、6.6ml瓶を使い始めたところですが、今のところ割れは発生していないし、接着剤の世話にもなっていません。
すでにコンサート3ヶ月前ですから、一番酷使するi、mにダメージが現れ始めてもおかしくない時期です。
これは、ひょっとして爪の耐久力が向上‼️、・・・したのかも⁉️
効果発現の兆し
上記のように、今のところ多少認識できるのは耐摩擦力の向上で、心なしか(曲げ強度的な)硬さも増してきたような気もしています。ひょっとするとこのまま塗り続ければ厚みも…、なんて期待しますがどうでしょうか。
Dr.Nailはメーカー曰く、爪の健康に必須である「有機ケイ素」と「有機硫黄」を内部まで浸透させ、現に生えている爪そのものを強くしなやかにするのだとか。
理屈はよく分かりませんが、有機なんとか…、浸透して…、と聞くだけでなんとなく頼もしいし安心感もあるので、本来のターゲット(主として女性?)とは別に、ギタリスト向けを謳う販売戦略だってありかもしれません。
本格的に効果が実感できたらメーカーに提案してみようかな(笑)。
まとめ
爪も身体の一部なので当然水分を含んでいますから、梅雨から盛夏にかけてのこの3ヶ月は、潤いには事欠かない、どちらかと言えば好条件の時期でした。
この先、秋風と共に空気が乾燥して来てどうなの?、持続性は?、とまだまだ不安はありますが、とりあえずこのまま塗布を続けて、当面の目標である11月末のコンサートを無事に無傷で乗り切れればいいな~、と思っています。
Dr.Nailが、爪で悩む哀れな子羊、もとい、ギタリストに福音をもたらすのかどうか、ただ今検証中ということで、本日は中間報告でした。