今回は、思わず見入ってしまった動画について。
「木」という天然の恵みが、繊細な音楽を奏でる「楽器」になるには、人の手によりたくさんの道具を使い複雑な工程を経るんだな~、と改めて認識しました。
Classical Guitar Construction – The Making of 2019/1 – David J Pace Guitars
特に感激したのは、ネックの裏側の複雑な曲面を鑿(のみ)と鑢(やすり)で削り出す場面(8:22~10:20)。この作家、このクラスのギターに限ったやり方かもしれないけど、まさに人の手の技が求められる工程だな~、と。
もう一つは、表面板の裏側に力木を貼り付けた後に、たくさんの平たい棒を立てている場面(1:30~1:40頃)で、最初は何をしているのか分からなかった。
これ、接着剤が乾くまで木の反発力で押さえる工程なんですね。
ギターの音色と響きに大きく影響すると言われ、またギターの顔でもある表面板を傷つけないように、歪みが出ないようにすごく丁寧に扱っているのが分かってグッときちゃった。
木の香りと接着剤や塗料の匂いが漂ってくるような動画に、3年前に買ってすっかり手に馴染んだ小林一三さん作のギターをもっと大切にしてたくさん弾かねば、と反省しました。
書き込み失礼いたします。Shuと申す通りがかりの者です。私も小林さんギターのユーザーです。本数が少ないのかなかなか見かけませんが、こんないいギター他にないですよね!
Shuさん
コメントありがとうございます。
小林一三さんのギターをお持ちなんですね、いいですよね!
弾きやすくて音量も出るし、私は独奏とアンサンブル両方に使っていますが欠点を感じません。
それと気に入っているのはサウンドホール周りのクラシックらしからぬ装飾で、他人様と同じが嫌な私の自慢の種なんです(笑)。