本日は、トホホな思いをして反省した話です。
筆者先日、朝の通勤時に絵に描いたような、正真正銘、正統派の尻もちをついてしまいました。場所は、最近使い始めた東急大井町線の車中。
大井町線は、23区南側の住宅街を走る比較的短い路線で、それほどスピードを出さないし強い横Gを伴うカーブもほとんどないので、割と安心して乗れる路線です。
とは言っても、走行中の電車は、そもそも不規則、小刻みに揺れるもの。急行で20分、各停なら30分ほどの乗車中、どの辺りで揺れるか、急行と各停での揺れの違いなど覚えられるわけはなく、また予測もできるものではありません。
その朝たまたま乗った各停は、朝の混雑時間帯にもかかわらず座席と吊革がほぼ埋まっている程度で、普段乗る急行とは大違いの閑散度でした。
ちなみに、尻もちをついたときの体勢は、右手でスマホを操作、左手にカバンを提げて当然吊革にはつかまらず、揺れには華麗なステップ(?)にて対応、という感じ。
尻もちの直接の原因は、やはりその体勢と車両が急に揺れたことでしたが、その他の副次的な要素を含め改めて敗因を整理してみましょう。
- 走行中にもかかわらず吊革につかまっていなかった。
- スマホに意識が集中していた。
- 大きなバッグが、すぐ後ろの床に置かれているのに気付いていなかった。
- 後ろに倒れかけたとき、とっさに吊革や手すりに掴まれないほど無防備だった。
- 近くに支えてくれる奇特な人が居なかった。
要するに、揺れに対応すべく後ろに一歩足を引こうとするも、大きなバッグが障害となって踏ん張れず、スマホとカバンで塞がった両手は空気を掴むことさえできず、そのまま見事に後ろにひっくり返ったということで(号泣)。
立ち上がるのに床に両手をつかなければならないほど潔い尻もちっぷりで、その瞬間、周囲には息を飲みつつも半笑いのような空気が漂い、久々にとても恥ずかしい思いをしました、…トホホ。
同時に、周囲の人を驚かせ、呆れさせ、迷惑をかけはしましたが、筆者自身を含め他人様を巻き込むなどして怪我に繋がらなかったことにはホッと胸をなでおろしました。
さて、今回の教訓は3点。
- 車中で立っているときは、必ず吊革などの手がかりを確保。
- 足元はもちろん周囲のリスク要因には常に注意を払う。
- スマホを見るときは、KY(危険予知)を忘れずに。
何本か前の投稿にも書いたように、この年令に及んでは「転ばぬ先のシルバーカー」、もとい「・・・杖」を自分自身への戒めとして本稿のまとめといたします。
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