今日訪ねた目黒の五百羅漢寺には、その名のとおりたくさんの「らかんさん」(お釈迦様のお弟子さんだそうです)が安置されていました。
300体以上のらかんさんを時間をかけてゆっくり見て回り、変化に富んだ表情や造作、長い年月を感じさせる傷み具合にもかなり圧倒されたけど、それ以上に入り込んできたのは、それぞれの名札に添えられた「らかんさんのことば」でした。
これは、と思ったものをスマホにメモってきたので、備忘録として載せておきます(ちなみに、漢字・平仮名は、表記されたとおりに書いたつもりです)。
- 足ることを知らぬ者は、富めども貧しい
- 足るを知るは、これ最上の富
- 苦しみから逃げると、楽しみも遠ざかる
- 頭は低く、目は高く、心は広く
- 笑顔で迎え、感謝でおくる
- くよくよしない
- 病なきは、このうえなき幸福
- どんな人にも清らかな本心がある
- 父の徳行は、子のための最上の贈物である
- 徳あれば孤ならず、必ず隣あり
- 財は、決して永遠の宝ではない
- 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
- 時はいま、ところ足もと
- 自分の心を見てごらん
- 善を誇れば善を失う
- 笑われて反省し、叱られて賢くなる
- まいた種は、おそかれ早かれ芽を出す
- 過去を自慢するのは、進歩のとまった証拠
- 人の罪は見えやすく、自分の罪は見えにくい
- 何もできなくても、人の幸福は祈ることはできる
簡単に感想を。
1、2、11:物欲まみれの私め、深く心に沁みまする
6:らかんさんに親近感を持ちまする
7:仰るとおり、まったく同感です
8:嫌いな人と相対する時の呪文をいただきました
10:努力を積めば隣人は得られますか
13:解るようで今一解らない
14:相田みつお風
15、18:前をみよ、と理解します
19:何年生きても自分のことは本当に分かりません