iMac購入顛末記_2016.05

以前の記事の中で、自宅のパソコンを買い替えたいと書きました。

 今のPCは、4年ほど使ってきた「MacBook Pro 15inch(Late2011モデル)」で、ディスプレイの解像度がとにかく低くて、最近のデジカメやスマホで撮った写真が勿体ないことにとても汚く見えてしまいます。

 買った当時は、なんて綺麗な描画と発色かと思いましたが、高解像度のスマホやタブレットに慣れてしまった今となっては、残念ながら前時代の遺物になっちまったなと。CRTの時代を思えば贅沢だとは思いますが、これも時代の流れで仕方がないですね。

 結論から言うとこの5月、デスクトップ型の「iMac 21.5inch Retina 4Kディスプレイモデル」を購入しました。処理速度、ディスプレイ、ストレージほか私には十分すぎるほどの性能で、とても満足しています。机上に据置きでもなんら問題はありません。

 さて、最終的な機種決定までにそれはそれは、いろいろな葛藤がありました。経過を少し説明しますね。

 

次期PCを決めるに当たっての条件は4つありました。

  1. Apple製品であること
  2. 今と同じくノート型であること
  3. ディスプレイは極力大きいこと
  4. 価格がリーズナブルであること

 条件1~3からすると現行型の「MacBook Pro 15inch Retineディスプレイモデル」一択となり、他の製品は全く選択肢には無かったのですが、実はかなり長いこと迷いに迷って、量販店やAppleストアにはずいぶん通いました。

 迷った理由はただ一つ、値段が高いこと。パソコン1台で約30万円は、私の価値観からすると何とも高過ぎでした。

 ただ、どの店でも「MBPは良いですよ」、「後悔しませんよ」などと言われ、そのたびに心中で(ウ~ン)と唸って帰ってくるようなことを繰り返していたのですが、そんなある日、秋葉原のヨドバシに行った時のことです。

 半ばあきらめの心境で価格や付加ポイントのことを細かく聞こうと思い、Appleコーナーにたまたま居たリンゴマークの黒いTシャツを着た若い女性に、「わちきの場合、こんな環境でこんな使い方なんだけど・・・(中略)、・・・で、購入条件はどんな感じ?」と尋ねました。

 すると彼女は、私の話を最初から最後まで口を挟まず聞いてから、おもむろに胸を反らせて「お値段の前に一つ言わせていただきます。MBP15inchは、お客様の使い方には合わないと思います!」と言うではないですか。そして、逆に私の頭には全くなかったiMacを力強く且つ嫌味でない程度に勧めてきました。

 リンゴの彼女曰く、MBPはその名のとおり映像や画像処理、あるいはグラフィックデザインを生業とするような方に最適化したデバイスであり、可搬型にするためにコストがかなり上がっている。私のような使い方ならラップトップに拘らなくても良いのではないかと。

 ガ~ン、そんな説明やアドバイスは、今までどこに行っても聞いたことが無かったよ(T_T)。

 これで私の目から鱗は完全に落ち、MBPは一気に順位を下げiMacが急浮上しました。言われてみれば、今時は常にiPadとiPhoneを持ち歩いているのでパソコンを外に持ち出すことはまずありません。それに性能的にほぼ同等かそれ以上のものがMBPの半分近い価格で手に入るのです。ディスプレイも15<21.5だから断然目に優しいし・・・。

 再びガ~ン、なんでその事実に気が付かなカッタノジャ。即刻買いじゃ!

 ということで、購入後約一か月のiMacにて、家の机で実に快適にこの記事を書いているわけですが、長くなりましたのでここで締めくくりとして、突然ですが家人Bの言葉を紹介します。

「買い物とは、人でするもの」

 客のニーズを的確に捉えるセンス、正確な商品知識と押しつけにならないよう配慮された説明、そして何より人としての魅力。それらを兼ね備えた店員さんに出会うことが、良い買い物の必須条件であると。

今回は正にその言葉がピッタリ当てはまるケースでした。

 ウム、あなたは偉い。お言葉のお陰で良い店員さんと出会い、良い買い物が出来ました。収納からはみ出ている数々の服や靴は、伊達じゃないね。

・・・オホン、話が支線に入ってしまいそうなので今回はこの辺で。

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