89歳の母が亡くなりました

 今年もあと1か月余りとなり、街にはジングルベルほかの気忙しいBGMが流れる昨今ですね。

 個人的には、と言うよりこのブログ的には、もう少しで「一年のまとめ」を書き始める時期なのだけど、予てから病気療養中だった母が先日89歳で亡くなったので、それを含めて書く今年は例年になく特別なものになりそうです。

 先々週、日曜の早朝に容態が芳しくないと病院から電話があり、近しいものに声掛けして集まってもらうほんの僅かの間に、何を急いだのか帰らぬ人になってしまった母。

 本当に、あっという間でした。

 それ以降、家に連れて帰って納棺、通夜・告別式、火葬、初七日法要及び諸々の後処理、そしてその後、挨拶回りと忌引き休暇中に貯まった仕事の片付けなどなど・・・。多くの人に助けてもらいながら、なんとか人並み、世間並みのことがしてあげられました。

 その間のことを思い出すと、まるで新幹線の車窓から後ろにすっ飛んで行く景色を見るようです。

 先週、金曜になってやっと我に返ることができ、約二週間でいつもの生活に戻ったことに気づいて、ようやく心身共に落ち着きを取り戻しました。もちろん、祭壇への供物、焼香は欠かしていません。そして現在は既に、来月下旬に挙行する予定の四十九日法要の手配を淡々と進めています。

まったく時の流れってやつは容赦ないです。

 将来の何時か、私が死んだ時も世の中は何一つ変わることなく、人々は動き、車は走り、川は流れ、四季は巡り、地球は回り、そしてそのうちに「あ〜、そんなやつが居たっけ」となる・・・。

やめましょう、そんなことを考えるとめまいがしてきます。

 この3連休も、お返しものの手配、寺との打合せ、お世話になっていた老人ホームの片付け等々で終わるでしょう。おっと、喪中はがきの投函も急がなくては。

 そんな諸々の雑事(ほかに適当な表現が思いつきません)がここしばらくは続きます。

うむ・・・、その方が良いのです。
いろいろなこと、本当にいろいろなことを思い出さずにすみますから。

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