昨年と同様、この時期にAppleが新製品群を発表しましたね。
「Apple新製品発表会」by GIZMODO
S.ジョブス亡き後、その神通力は衰えつつあると囁かれてはいるものの、各メディアでの別格扱いの取り上げ方を見ていると、同社製品の質の高さもさることながら、いまだ夢を売る企業、期待を抱かせる企業としての地位は保たれているようです。
さて、今回の発表についてのワタクシ的な感想はと言えば、(あ〜、やっぱり…)とか(とうとう出たな…)という前向きなガックリ感とで言いましょうか。また一つお荷物を背負い込んじゃって困ったな、というものでした。
何がって?
一番は、iPad miniのRetineディスプレイ版が登場したことです!
http://www.apple.com/jp/ipad-mini/
私が今、普段使いしているiPad miniは、昨年発売10月に発売された初期モデルで、現行のAndroid版他社タブレットに比べればディスプレイの解像度は大したものではありませんが、それでも自宅のMacBook Proの描画が、相対的に滲んで見えてしまう程度の綺麗さはあります。加えて使い勝手もまことによろしい。
しかし、Retinaディスプレイの解像度は、全然別格、尋常ではない美しさでありまして、動く銀塩写真と言ったら伝わるでしょうか。
とにかく一度見たら病みつき、後戻り不可能、絶対欲しくなること請け合いのディスプレイなのです(これ、前にも書いたな)。
そんなRetina版miniを手に入れちゃったら、自宅のMBPはどうなるでしょう?
一層滲んで見えるディスプレイに、触る気が失せるのではないか。
蓋を閉じたままホコリを被るのではなかろうか・・・
・・・でも欲しい。
MBPもRetina版に乗り換えればエエヂャナイカ・・・
・・・でもフトコロも痛むな。
ということで(困った、困った)というのが、今回の発表の正直な感想。
Appleとは夢と期待と共に、困惑と無駄な皮算用をも届けてくれる企業なのでありました。