最近、すごい!と思ったギター映像。
トルコのギタリストが、古典から現代に至るクラシックギターの名曲、代表曲100曲を演奏しています。もちろんフル演奏ではなく出だしかサビの部分だけですが、それでも一気呵成、16’33″の熱演。どうぞお聴きください。
100 Classical Guitar Pieces – History of the Classical Guitar
自身の国に因んだ作品を終曲としているのはさすがですね。それと映像に添えられたコメントに彼のいろいろな思いが表れています。
- 演奏順は、作曲家の誕生年による時系列。最も若い作曲家は1958年生まれである。
- 連続演奏のため、チューニングに多少無理をした曲がある。
- 以下の作曲家については、2曲以上演奏した。
- バッハ(2)、カルリ(2)、ソル(3)、ジュリアーニ(3)、アグアド(2)、タレガ(3)、バリオス(3)、ビラ-ロボス(3)、ロドリーゴ(2)、ブローウェル(2)
- 100曲にまとめるため、以下の作曲家の素晴らしい作品を含めることが出来ずとても残念である。
- キュフナー、カーノ、フェレール、マルコ・ペレイラ、(・・・その他聞いたことのない作曲家の名前が延々30人近く挙がる)。
- また、以下の偉大なアレンジ曲も含められなかった。
- ナザレスの”オデオン”、ジョビンの”フェリシダーヂ”、ラミレスの”Aifonsina y el Mar”。
- 今回は、フラメンコ曲は含めなかった。なぜなら「100 Flamenco Guitar Pieces」として演奏されるべき偉大なレパートリーだから。
そしてお気づきと思いますが、映像は「この動画を、警察によって大怪我を負わされ生死をさまよった友人に捧げる」とのコメントで締めくくられていました。
昨今いろいろあるトルコ。若い演奏家を称えると共に、一日も早く平穏な日々が戻ることを祈らずにいられません。