量り売りの復活を考えてはどうか

「昔のことを語りだしたら人生下り坂」なんて言いますけど、たまには語りたくなることもあるのさ、ということで今日は食品包装の話with昔は良かったね編です(なんのこっちゃ)。

昔々、あるところにいつも鼻水を垂らしている少年(仮名H)がいました。Hは、性格と目付きは悪かったけどお手伝いだけはよくする子でした。

母親の言いつけで近所の酒屋に行くときには、いつも一升瓶を持たされました。ヤマサの醤油瓶です。酒屋の大将は、Hから瓶を受け取ると大きな漏斗を差し込み、壁際に並んだ醤油樽の木栓を抜いて、トプトプトプと漆黒の液体をいっぱいに満たしてくれました。そういえば同じ土間には、味噌樽もたくさん並んでいました。

それからHは、お菓子屋さんに行くのをとても楽しみにしていました。

田の字に並ぶガラスの上げ蓋の付いたケースは、いつも色鮮やかなお菓子でいっぱいでした。「どれにする?」と母親に聞かれ、「これとこれ、あとこれ」とHが指差すと、店のおばさんはケースを開けてアルミ製の小さなシャベル(名前が分からない)で紙袋にお菓子を詰めながら「100にします?200にします?」と母に聞きます。単位はグラム(さすがに匁ではない)。

天井からつり下げられた秤(はかり)で重さを見ながら「ちょっとオマケしときますね」なんてえやりとりがありました。

あな懐かしや。
昔は多くのものが量り売りでしたね。なくなったとき、必要なときに必要なだけの量を買う。容器は使い回しか、せいぜい紙袋でした。そういえば豆腐も豆腐屋さんに鍋を持って買いに行きましたっけ。

ウム、合理的かつ省資源でしたな。

話は変わって割と最近のこと。12年前(どこが)。
場所はバンコク。半年間、滞在していました。

買い物によく行ったスーパーの売り場のあちこちにデジタル式の秤がありました。最初は置いてある目的が分かりませんでしたが、慣れてくるとこれも量り売り用のものと分かりました。

例えば南国らしくマンゴーを買うとします。

マンゴーの山(大げさではなく)から適当にいくつか選び、近くにぶら下げてあるビニール袋に自分で勝手に詰めます。その場でキョロキョロしていれば白衣の天使、もとい白衣の店員さんが飛んできて件の秤に載せて重さを量ってくれます。

そしてボタンをピッピと押して出てきたバーコード付きのシールをビニール袋に張ってくれるので、それをレジに持っていけば会計OKというシステムでした。
ウ〜ム、これも限りなく合理的。

さて、時は現代、場所は日本。
スーパーで買い物をするたびにゴミとなるたくさんの食品トレイ、ラップ、ビニール袋などなど。これらがもったいない、無駄と感じるのはあくまで消費者目線なのかも知れません。また、節電や省資源、温暖化防止のために云々、なんて言うつもりもありません。

でもさ〜、やっぱりもったいないものはもったいないよね〜。無駄なゴミが出ないように量り売りの復活を考えてもいいのじゃないかな〜。

・・・なんてことを考える真夏の夜でありました。
(女子バレーボール、銅メダルおめでとう!)

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