そういう意味で後半戦も頑張れ日本人!

ロンドンオリンピックは協議日程も半ばに来ていますが,国の内外とも若い選手達の活躍には手に汗を握らされるし,世界の頂点を目指して頑張っている姿には本当に頭が下がります。

ところで,日本の金メダル獲得数は現在2個で15位に付けていますね。これは,世間的にはどう捉えられているのでしょう。特にスポーツに詳しいわけでもなくオリンピックおたくでもない私めとしては,以下のように感じています。

まず,中国1位,アメリカ2位は,誰もが納得する必然だと思います。イギリスの3位も,もともと底力のある国だし,なおかつ今回は開催国の強みで参加選手数も多いことからある意味当然と言えるでしょう。

ところが,続く4位以降を見るとアレレとなって来るのです。

5位フランス,6位イタリア,8位ドイツ,9位ロシアあたりも「まぁしゃーないか」という感じですが,韓国,カザフスタン,ハンガリー,北朝鮮,オランダ,南アフリカ,ニュージーランドが日本より獲得金メダル数が多い。金メダル2個に甘んじているのは仕方がないとしても,これには何とも割り切れないものを感じてなりませんでした。

そんな面持ちでいくつかのニュースサイトを眺めていたら,MSN産経ニュースに(ウ~ン)と唸って気持ちが切り替わった記事がありましたので,その一部を引用します。

4年に1度の「国別大運動会」 大会が示唆する国民の本性
MSN産経ニュース2012.8.6 08:28

・・・(略)・・・
 ソウル五輪のボクシングを思い出す。あの時も判定に不服を訴えた韓国選手が、照明を落とされた真っ暗なリング上に1時間以上座り込んだのだった。これはおそらく、日本人にはないメンタリティーだ。

・・・(略)・・・
 隣国同士でも、違う国の、違う国民性の持ち主であることを、五輪の舞台は実感させてくれる。

・・・(略)・・・
 五輪で戦う選手たちは、それぞれの国や国民、国情の代表である。拡大化路線が極限まで進み、過渡期にある五輪だが、国別大運動会という根本は変わらないだろう。

 1948年のロンドン五輪で、戦勝国英国は日本の参加を拒否した。日本水泳連盟は五輪の競泳競技と同じ日程で日本選手権を開き、1500m自由形で古橋広之進は18分17秒0で優勝した。2位の橋爪四郎は18分37秒8でともに世界記録。五輪で金メダルを獲得したのはジェームズ・マックレーン(米国)でタイムは19分18秒5だった。
 翌年、古橋は全米選手権に出場して連戦連勝を飾り、「フライングフィッシュ・オブ・フジヤマ」と称賛された。

 帰国する古橋を迎えたマッカーサー元帥は談話を発表した。
 「国際スポーツではよく国民の本性が現れる。日本は今後、重要な国際責任を果たすべきときに直面しても立派にやってのけるだろう」

 そうであるなら、2012年のロンドンで金メダルが遠い日本選手団の不振は、何を示唆しているのだろう。(ロンドン 別府育郎)

マッカーサーの言葉の「国際スポーツでは・・・」は、当然「オリンピックでは・・・」と言い換えられますね。

この記事を読んだら,今回日本選手へのインタビューでよく聞かれる「このチームで,このメンバーでメダルが取れてよかった」,「チーム一丸となって戦った」,「メンバーがよかった」的なコメントにも何となく納得できる感じがしました。

これが今の日本人のなのだなと。内向きだけど、一番にはなかなかなれないけど、それよりも身近な人との繋がりを大切にしているんだなと。

少なくとも「自国のため」とか「より良い処遇のため」なんていうモチベーションよりよほど健全だし,自分のために,大切に思っている人のために頑張れる,そして頑張れる環境があるってことは素敵なことだと思います。成績は、あくまで結果でしかありません。

回りくどくなりましたが,そういう意味で後半戦も頑張れ日本人!

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