救急隊の皆さんに感謝します

母がまた入院してしまいした。
先週中ごろから調子が悪かったのですが、金曜日に訪問看護に来てくれた看護師さんの判断で、掛かりつけのT病院救急外来に連れて行ったところ、肺炎の疑いがあるので入院してもらいましょうということになった次第です。

閑話休題。
実は、今回は咄嗟の状況判断で救急車を呼び、救急隊に病院まで母を搬送してもらいました。おかげで大事に至らず無事に適正な治療を受けることが出来ましたので、救急隊の皆さんにはとても感謝しています。

でも、そこにはちょっとばかり(実は大きな)緊張と驚きがありました。

119番に電話すると、まず「火事ですか、救急ですか」と聞かれました。続いて状況や場所を聞かれるままに説明すると「救急隊がまいります。しばらくお待ちください」と電話は締めくくられました。ホッ・・・。

そして待つこと約5分(実際にはもっと短かったかもしれません)。
遠くから例の音が近づいて来て家の近くで止まります。
外へ出てみると・・・、

そこにはなんとあの、火事のときに来る赤くて大きな車が!

てっきり救急車が1台来てくれるものだと思っていたら、消防車とセットで来ちゃったのです。それも消防車が先頭切って来たので近所の人が何事かとワラワラ外に出てくるし、焦った焦った。電話したときに勢い余って「火事です!」と言っちゃったかと冷や汗が噴き出しました。

しかも救急隊は、家の中に入ってきた方だけで6名。それも重装備を伴った屈強そうなオトコタチ。

母の搬出後、救急車に同乗してから救急隊の方に「大掛りなのでビックリしました」と言うと、電話があったときに重篤な容態と判断された場合には、消防車とセットで現場に向かうようにしているのだと仰っていました。患者の搬送が一刻を争う時には、消防隊の装備、技術を要する場面があるのだと。

そういえばその方、表情は硬かったけどとても優しい目をしておられました。

最近、救急車をタクシー代わりに使う不貞の輩が多くて有料化が検討されているというニュースが流れることがありますね。一般外来は待ち時間が長いのでとか、夜間には救急車で行ったほうが間違えないとか、何れもけしからん理由からのようです。

前述のような状況を経験した後では、私には信じられません。

人の命を守るために全身全霊を賭して駆けつけ懸命に働いてくれる人たちや、そのシステムを支えている制度とか、そういったものをそんなに軽々しく考えたり扱ってはいけない、そんなことを思いました。

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