18日の晩に,マリア・エステル・グスマン(G)のコンサートを聴いてきました。会場は,大田区民プラザ小ホール。日曜の夜だったので,家を出るときの気持ちは後ろ向きでしたが,終ったときにはアンコールを求めて思いっきり拍手をしていました。
感想を少々。
- 1 脅威のテクニック
- ・ ミスが皆無に近い。
・ ビビリ音がほとんど出ない。
・ 12フレット以上でも無理のない音が出ている。
・ トレモロが粒ぞろい。 - 2 右手の弾弦
- ・ 私の常識からは外れた角度で弾弦している。
・ それでも綺麗な音が出ていた。 - 3 下世話な感想
- ・ 美人である。
・ 脅威のアスペクト比(貫禄充分)。
・ アンコールは1曲といわず,2曲が良いと思います。
プログラムのほとんどが超難曲だったにもかかわらず,グスマン女史は,憎らしいくらい涼しい顔で弾いていました。やや線の細い感じはありましたが,情感豊かなアルハンブラやセビーリャ,アストリアスは,スペインの香りそのもの。
そりゃそうです。日本人が三味線でじょんがら節を弾いているようなものなんだから(例えがよくないですね)。
チケットを手配してくださった緑GCのHさん,ありがとうございました。とても良いコンサートでした。