広島の酒

昨日の続きで,またまた酒の話。
親戚の新築祝いに,広島の清酒を今日,発送しました。灯台下暗しで,アパートのすぐ近くに日本酒専門店があったので(汗),そこで手配をしました。その店のオヤジさんがとても詳しい人で,語ってくれた広島の酒についてのウンチクを擬似広島弁で。

(1) 米
 広島にゃ~,昔っからエ~酒米があるけぇのう。もともと清酒の原料になる米の稲は,普通の稲より背が高く育つけぇ,気候が穏やかで風も弱い瀬戸内は,酒米の栽培に向いとったんじゃ。

(2) 水
 広島の水はどっちかちゅうと軟水でのぅ。仕込みに硬水を使うと,すぐに発酵してまいよるが,軟水の場合は,ゆっくり発酵が進むけぇ,そんだけ旨味のある酒になるんよ。

(3) 蔵元
 東京モンは広島の酒を良ぉ知らんじゃろ。灘や伏見は,昔っから回船で江戸に持って行きよってのぉ。大儲けしてデカくなりよったんじゃが,広島ン蔵元は,小っさくても地道に頑張っとるとこがよぉけぇあるんよ。

オヤジさんは市内の蔵元の銘柄を勧めてくれましたが,割と地味目の名前だったので,結局,昨日の記事で挙げた「龍勢」と,有名どころの「賀茂鶴」を選びました。やっぱりお祝いですからね。「竹鶴」があればとも思ったのですが,そのお店では扱っていなくて,むしろオヤジさんは「酸味が強くて,一般向けでない」と辛口でした。

小っさいながらも,広島の酒をこよなく愛するオヤジさんの店。今度は,自分用の酒を買いに行くぞ。

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