今でも当ブログの検索キーワードの上位にあがる「お願い看板」について,考えてみました。
広島に来てからも,街中を歩くときには,心がけてその手の看板を探しているのですが,案外見かけません。決して建設現場が少ないわけではなく,広島駅周辺の再開発事業や官庁街の建替え工事,新カープ球場などの大型工事を始め,マンションや戸建て住宅など,工事の量は充分にあります。それに対して「お願い看板」が少ない。
これを一般式化してみましょう。
Q(cs):建設工事の総量・・・・・・(Construction Site)
Q(tc):「お願い看板」の量・・・・(Thank you for your cooperation.)
R(bb):看板指数・・・・・・・・・(Billboard Ratio)
R(bb)=Q(tc)/Q(cs)
さて,R(bb)の値は。
私の地元,東京が3~4くらい。工事現場が10か所あれば,そのうち,3~4か所に「お願い看板」が掲示されている,という感覚ですね。
それに対して,広島の場合は明らかに1以下。断言できます。
R(bb)≧1
工事現場を20か所,廻ってやっと1個の「お願い看板」に出会えるかどうか。ということは広島では,
R(bb)=0.5前後ではないかと。
ちょっと飛躍しますが,今日の結論は以下のとおりです。
R(bb):看板指数≒「建設工事のご近所迷惑度」
つ まり,東京のような大都市で,人口密度が高く,住宅が密集している地区では,建設工事が近所にかける迷惑が大きい(=看板指数が高い)。それに対し,人口 密度,住宅の密集度とも低い地区では,建設工事もそれほど迷惑ではない(=看板指数が低い),ということに思い至りました。
ただし,ここ には考慮されていないファクターが1つあって,それは,その地域の人々の忍耐度,許容度とでもいう言うのか,建設工事のような迷惑なことをどの程度,我慢 するのか,気にしないのか,という要素であります。看板指数には,その地域の住民の気質のようなものを加味すべきではないかと。
長くなりました。これ以上の考察は次回に譲ることにします。
第1回「お願い看板コンテスト」
第2回「お願い看板コンテスト」
(第3回のアップは,あと1枚,欲を言えば2枚の作品を集めてから。乞うご期待。)