小学校の図書館

NHKテレビのニュースを見ていたら,小学校の図書館の話をやっていました。自治体の財政力によって蔵書の数,質ともに差が出ている,という内容。千葉浦安市と青森県某自治体の小学校を対比させて,たくさん本を持っている小学校はインターネットより本から学ぶことの方を重視している。一方,蔵書の少ない小学校では,本で調べることを勉強する授業でも目指す本が無い,本があっても古くて情報として問題がある,という説明でした。いまだに地図帳が「ソビエト連邦」,「西ドイツ」,「東ドイツ」だったりと。

それを見ていて,今の教育課程は「本」を結構重視しているのかな,と思いました。自分が小学生だった頃は学校内の図書館に行ったり,本を借りたりという記憶がほとんど無いので。却って社会に出てからの方が仕事上の専門書が必要になったり,小説を読むようになったりと,本と付き合うことが多くなったような気がします。だらというわけではありませんが,今の世の中,「本」の利用の仕方よりインターネットとの付き合い方,正しい利用の仕方を教えたほうが余程役に立つのではないかなと。

危険物の作り方を掲載する,自殺の仲間を募る,ネット詐欺などなど,言わば合法,非合法,何でも有りのネットの世界。使い方,付き合い方によっては素晴らしい世界が広がっているよ,でもあくまで自己責任だよ,なんてことや,ネット上の善悪,マナー,コピー,引用,著作権のことなど。これから21世紀の後半に向けて生きてゆく子供達はほとんど死ぬまでインターネットと関わって行かなくちゃならないのだから。価値観の基礎を教えるということは学校の大事な部分だと思います。でも,もう既にやってるんですかね。

1件のコメント

  1. 全ては先送り

    参院選7月29日投票も…与党内に会期延長12日間案浮上(読売新聞) – goo ニュース小泉・前首相の弟、正也氏が顧問を務める団体が、雑誌料金をインターネットで集め、既に1年以上も発刊しないという問題を起こしている。その団体とは、「Elvis Presley Fan Club – Tokyo」

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