- 題名
- 最後の逃亡者
- 著者
- 熊谷独(くまがいひとり)
- あらすじ
- 旧ソビエト連邦の軍事造船所に招聘された機械技術者岡部。ソ連海軍は画期的な潜水艦の推進装置を開発するため日本の技術を必要としていた。プロジェクトに関わるうちに軍事機密を知りすぎた岡部。軍部の暗殺計画を察知した岡部はモスクワで知り合った娼婦エレーナを伴いノルウェーへの逃避行を開始する。背後に迫る軍部と警察組織。岡部とエレーナは逃げ切れるのか?
- お勧め度
- ★☆☆☆☆(1/5)
途中から斜め読みになってしまいました。とにかく暗い。全編,旧ソ連の官僚主義,書類第一主義,監視社会,賄賂の横行・・・,等々がこれでもかと描かれます。背景は極寒の大地,昇りきらぬ太陽,降りしきるみぞれ混じりの雨。ロシアに行ってみよう,などという気はこの本を読むと見事に消えうせます。結末も・・・,限りなく冷たい。
第11回サントリーミステリー大賞受賞のこの本,私には最近になく"はずれ"でした。著者よ,許せ!
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