今日は仕事を休んで体のメンテナンスデーでした。近所の総合病院で午前中に耳鼻科,皮膚科,午後は内科で検査と診察をしてもらいました。何れも命にかかわるようなものではありませんが,以前から気になっていた症状があったためです。その中でちょっと面白かったのは皮膚科でした。
1年ほど前から顔面と首筋に小さなイボが出来ていて,ヒゲ剃りのときに邪魔なので取れるものなら取ってもらいたかったのでした。初めてかかった皮膚科の医師はイボを拡大鏡で見るなり「あ~,これは液体窒素で凍らせて取りましょう。」と言います。さすが総合病院,話が早い。しかも"液体窒素"。そのとき私は瞬間的に無影灯に照らされた手術台に寝かされ,口にガスマスクを充てられた自分の姿を想像したのでした。(お~,大手術がオコナワレルノダ)
手術室にはどうやって行くのか,などとキョロキョロしながら腰を浮かす私に医師は「じゃ,やっちゃいましょ」と言います。そして目の前の診察机の上に置いてあった円筒形の容器を手に取りました。幼稚園児が遠足に提げていくようなステンレス製の水筒です。原色のプラスチック製キャップを取ると容器の口からはモワ~ンと湯気が立ち上りました。「顔を突き出してください。」
医師はチュッパチャップスくらいある綿棒をステンレス製水筒に突っ込みました。そして中の液体で濡れた巨大綿棒を顔面のイボに当てます。ジュジュ~「ちょっとしみるかも知れませんね~」ジュジュ~「水ぶくれが出来るかもしれませんよ~」ジュジュ~「はい,今度首」ジュジュ~「しばらくするとカサブタになって取れますからね~」ジュジュ~「はい,終わりです」
お解りのように幼稚園児の水筒の中身が液体窒素でした。それがお茶の容器の如く何気なく診察机に置かれているのです。少し視線をずらすと隣の医師の机上にも色違いの水筒が。液体窒素はWikipediaによればマイナス195.8℃の液体です。うっかり机の上でこぼしたらどんなことに成るのか,などという患者の懸念をよそに,皮膚科の医師は一仕事終えた安堵の表情で見送ってくれました。「カサブタが取れたらまた来てくださいね~,お大事に~」
その皮膚科を再び訪ねるかどうか,迷っています。
ウオノメとかタコなんかも液体窒素で除去するみたいですね。
私も以前、足の裏にウオノメができたことがあって、歩く時にとても痛かったので
皮膚科に行ったところ、「液体窒素やりますか?」って言われたことがあります。
私の表情にそうとうな恐怖が浮かんだんでしょうね(笑)、
お医者さんは徐々に治す絆創膏みたいのをくれて一週間くらいかけてなおしました。
こんばんは。
顔面と言う非常にデリケートな部位にもかかわらず,
処置方法について選択肢は与えてくれませんでした。
初老のおっさん,既にシミだらけ,本人も気にする様子なし,
などの状況を熟慮した上での決定だったのでしょう。(笑)
お陰でその晩,風呂で顔を洗っていたら,カサブタがポロッと取れて,
今は平らになっています。恐るべし液体窒素!