根強く続く日本語関連本のブーム。
本屋の店頭に並ぶものではありませんが,仕事で役所に提出する書類を書いていて面白い本を見つけました。
「公用文 用字用語の要点」新日本法規出版社
装丁は茶色のビニールで実用一点張り,味も素っ気もない外見で,基本的には公務員が公用文を書くときの参考書ですが,その気で読めば普通の日本語や漢字の解説書として面白く読むことが出来ます。
例えば同じ読みの漢字について意味による使い分けが語源や漢字の成り立ちに遡って説明されています。(カッコ内は私の勝手な解釈)
「聞く」と「聴く」
「聞く」は,自然に音声を耳に感じ取ること。
「聴く」は,自らきく気になって,身を入れてきくこと。
(先輩の説教は聞く,彼女の悩みを聴く)
「丸い」と「円い」
「丸い」は,主として立体的球形の意味で用いる。
「円い」は,主として平面的な円形の意味で用いる。
(サッカーボールは丸い,日の丸は円い)
「作る」と「造る」
「作る」は,主として手工業で規模の小さいもの,無形のものをこしらえること。
「造る」は,主として工業的に規模の大きいもの,有形のものをこしらえること。
(キムチを作る,テポドンを造る)
平成元年の初版以来,改訂無しで平成12年第十刷まで発行されていますから隠れたベストセラーのようで,お堅いタイトルもちょっと視点を変えれば韻を踏んでいてそれなりにお洒落です。最近の日本語変換ソフトには変換候補の漢字の意味が表示されるものもありますが,迷ったときに手元にあると安心の一冊かと思いました。
なかなか面白いですね^^
ブログUPの時にどっちの漢字?と考えてしまう事があります。。
辞書で調べてみたりする時も^^;
なので。。こういったものが手元にあれば重宝しますよねっ(^_^)v
-さん
本当に日本語って難しいですね。
maaさん
私もパソコンのそばに国語辞典を置いています。
なのに変換ミスもよくやってしまいます。
あれ,入力しているときには不思議と気づかないんですよね。(^_^;)
英語では「hear(聞く)」「listen(聴く)」、
「globular(丸い)、round(円い)」
「make(作る)」「create(創る)」など、
全く別な言葉にしてキッチリ区別してますよね。
日本語は似た語彙を同じ読みにしてしまうところがややこしいというか、
曖昧さの好きな日本人らしいというか(笑)。
日本語(表意語)は叙情的表現が美しく、語彙も豊富と言われていますが
意外と英語(表音語)も捨てたもんじゃなくて
たとえば色名などは日本語よりずっと多いんだそうです。
そして、日本人は微妙に違う色でも青系ならみんな「青」と
言ってしまう傾向がありますが
(群青とか藍って普段の生活でそうそう言わないですもんね)
英語圏の人は○○ブルー、などと使い分けているようです。
日本語の良いところ、面白いところはこの曖昧さ、アバウトさで
今もなおいろんな新語(流行語?)が創り続けられてるところでもあるなんでしょうね~。
あんまり変な言葉はイタイですけどね(笑)。
ムムッ,確かに。
「see」と「watch」なんかの区別って私の持っている英和辞典には両方とも
(見る)という漢字で意味が説明されています。
(見る)と(視る)で区別できる意味もあると思うんですけど,この辞典の
編集者は諦めちゃっているんですかね,現代の日本人には漢字で意味を
説明しても理解できないだろうって。
色名についても仰るように信号の「青」は本当は「緑」に近いのに何の迷いもなく
子供に「アオハススメダヨ」なんて教えてたりしてアバウトといえば実にアバウトですが,
逆に助数詞なんかはこれでもか,っていうくらいありますね。一説によると2000以上の
助数詞があるそうですから日本語を習う外国人てイラつくだろうな~(笑)
Deerslayer hesitated a moment for affectation; this is the family have long rifles to fight you, but one practised in the castle for protection.
Talcott proceeded instantly to the _manor_ born, I allow; but, if there were an age not to be one of whom were examining me over by the French.
I see they are about to send a boat quarters the best manner he could now be thought dependent on her heel, and it was time the squall lasted.
Equally free from underbrush, and have thought it wanted a few more winters, and yet there was no longer over our heads!