本日は大安,万事に吉となすお日柄で,なんて書くと何事かと思われるでしょう。
話は飛びますが,今日の午前中,仕事を休んで電車で1時間くらいの王子(地名です)まで出向き,私の実家の土地に関してひとつの手続を済ませてきました。
接続している私道について登記簿の書き換えが必要になり,地主さんと一緒に司法書士事務所に法務局の登記手続の代行を依頼して来たのですが,その日取りを決めるに当たって私は自分の仕事の都合しか考えていなかったので,地主さんから大安のお日柄にしましょうと提案されたときに,あっ,そういうこともあったなと気付いた次第です。
六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)のひとつ「大安」は辞書などによれば万事に吉,開店・引っ越し・結婚・旅立ちなど,およそ人生で考えられるビッグイベントには良い日とされていて,最近では病院の退院日なんかも大安に集中するのでベッドコントロールが大変という話も聞きます。
確かに後々まで影響のある物事を起こすには良い日を選びたい,大安を選べば仮に結果が凶と出ても諦めがつく,というような心理が我々日本人にはあって,結婚や逆に葬儀のときなどに多くの人がお日柄を気にすると思います。外国にもこんな習慣はあるのでしょうか。
と,ここまで書いて思うのは,
例の耐震強度の偽装問題で今日,逮捕された某氏にとっては大安吉日も何もなかったわけですが,それよりもその件に関してテレビの,それも民放のニュースを見ていてムカッ腹が立ってきました。
対象が何も抵抗の出来ない個人だと分かっている場合の報道姿勢,あまりにも品が無さ過ぎます。いくら映像にし甲斐のあるキャラクターだからといって,わざわざ挑発するようなことまでして。そういう方向の報道をすれば視聴率が稼げると思っているならば,あまりにも視聴者を馬鹿にしています。
大安吉日の話でお目出度くまとめようと思ったのに全然違う話になってしまいました。
それではお休みなさい。