RICOHのGR Ⅲには、イメージコントロールという機能があります。
「画像設定」と「エフェクト」を統合した、仕上がり調整機能を搭載。基本となるイメージコントロールは12種。
これをベースに、それぞれ彩度や色相、キー、コントラスト、コントラスト(明部/暗部)、シャープネス、シェーディング、明瞭度、調色、フィルター効果、粒状感、HDR調効果、色調を調整することにより、思い通りのテイストで仕上げられます。RICOHの公式サイトより引用
ファームウェアVer.1.81の場合、モノクロ4種、カラー8種という内訳で、それぞれに特徴的な絵作りがされています。
今回は、自分の覚えと慣れを兼ねて12種類を比べてみました。
白黒4種類
1.BW(モノトーン)
2.Soft BW(ソフトモノトーン)
3.Hard BW(ハードモノトーン)
4.Hi BW(ハイコントラスト白黒)
カラー8種類
5.Std(スタンダード)
6.Vi(ビビッド)
7.Nega(ネガフィルム調)
8.Posi(ポジフィルム調)
9.BB(ブリーチバイパス)
10.Retro(レトロ)
11.HDR / HDR調
12.クロスプロセス
同じ構図で比べると、それぞれの違いと特徴がよく分かって面白いです。
個人的に、モノクロでは「ハードモノトーン」、カラーでは「ポジフィルム調」あたりが好みですが、被写体や構図ごとに選ぶ楽しみ、マッチングで悩む楽しみがあるので「これ一択!」と力まず、むしろ「どれにしよ?」と緩めのスタンスでいた方がよさそうです。
ちなみに同じような機能は他メーカーにもあって、特にFUJIFILMのフィルムシミュレーションが知られているところですが、実はX-T30を使っていたときには本体や交換レンズを使いこなす方に気を取られて、あまり活用できませんでした。
その点、GRⅢはスナップシューターを標榜するだけに、オペレーションより絵に集中できるカメラなので、イメージコントロールは楽しみのターボチャージャーやぁ……
麻呂か!
ということで、おしまい