コロナよ、人類には行進曲ってものがあるのだぞ

この4月から始まったNHKの新しい連続ドラマ「エール」は、往年の大作曲家 古関裕而さんを中心に据えた成長物語です。

 

その放送開始と新型コロナウィルス感染症による在宅勤務がちょうど重なって、第1回から続けて見る中で古関さん作曲の懐かしい1964東京オリンピックマーチが流れました。

久々に聴いてすごく新鮮で、晴れた空に描かれた五輪の輪や聖火台点灯のシーンがありありと浮かんできて、年甲斐もなく感激してしまいました。

 

やはりマーチって良いですね。当たり前だけど人間の歩くテンポにちょうど合っているし、心臓の鼓動ともシンクロするような気がして、聴いているだけで自然と顔が上を向いて来ます。

 

…ということで今回は、政府、自治体からStay Homeが要請され文字通り家に籠るしかなく、意気消沈しがちなこの時期に元気を出そう!の意味で、YouTubeから行進曲を集めてみました。

 

1.オリンピック・マーチ

オリンピック・マーチ/作曲:古関 裕而

どうですすごいでしょう!、敗戦から19年でここまで復興した日本を見てください!!、そんな場面にこれほど相応しい曲があったでしょうか。

今聴いても躍動感あふれる素晴らしいマーチだと思います。古関さんの偉業の一つですね。40年以上経った今でも、まったく色褪せません。

 

 

2.錨を上げて(”Anchors Aweigh”)

錨を上げて/作曲:Charles A. Zimmerman

これは多くの人が耳に馴染みのある行進曲だと思います。小学校の運動会などでよく使われていたのではないかな。

米国海軍の公式行進曲だそうで、いかにも軍艦が風を切って大海原を進む感じがよく出ていますね。

 

3.サンダーバードのテーマ

サンダーバードのテーマ/作曲:Barry Gray

3曲目は、行進曲と名打たれてはいませんが個人的に認定します。立派なマーチです(笑)。

この曲に乗って世界中のどこにでもサンダーバード、国際救助隊は駆けつけてくれるのです!

 

 

4.ゴジラのテーマ

ゴジラのテーマ/作曲:伊福部 昭

4曲目は本稿の趣旨からは少し、もとい、大きくずれて(汗)、古関さんと並ぶ日本を代表する作曲家、伊福部昭さんの作品です。

出だしの「バァー、ババババババァ〜、ドーン」でオーディエンスのハートを鷲掴みにし、その後のマーチ風の不穏なフレーズ(実は4/4と5/4が交互に出てくる変拍子!)で一気にゴジラワールドに引き込まれまちゃう。

「ゴジラ、ゴジラ、ゴジゴジゴジラジゴ、ラジゴ、ラジゴ…」なんて変な替え歌っぽい歌詞が妙に合う不思議な名曲ですね〜

 

 

5.自衛隊のテーマ

自衛隊のテーマ/作曲:伊福部 昭

これも伊福部さんの作品。テーマとはなっていますが、東宝特撮映画で自衛隊が出動するときのマーチです。

正しくは「怪獣大戦争マーチ」という曲名らしいですが、我々東宝怪獣映画世代にはまさしく「自衛隊のテーマ」にしか聞こえません。

この曲を聴くと絶対に負ける気がしなくなって、仕事に行くのが嫌な朝でも足が前に出ることは請け合います(笑)。

でも映画の中で自衛隊が怪獣に勝ったシーンは、一度も見たことがなかったな〜(汗)

 

 

6.行進曲「軍艦」

行進曲「軍艦」(「軍艦マーチ」)/作曲:瀬戸口藤吉

トリはこれしかないでしょう。ご存知「軍艦マーチ」です(この動画、映像的には本意ではありません。他にうまく貼り付けられるものが見つからなかったのであしからず)。

この曲にはどうしても戦争の影がついて回るのでいろいろな考え方や思いが交錯しますが、曲として捉えた場合、堂々として素敵なマーチ、日本を代表する行進曲、名曲だと筆者は思います。

なんと言っても元気が出る曲ですから。

 

 

7.まとめ

僭越ですが、皆さんがくれぐれもコロナ禍に巻き込まれないようにお祈りします。

そのためにはこの時期、医療方面で尽力されている方々に感謝しつつ、今しばらくの間、巷間言われている対策を律儀に守って自らを律するしかありません。

人任せや責任転嫁をすることなく、いつもの日常、なんでもない普通の日々を一日も早く、自分たちで取り戻そうではありませんか。

 

 

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