青筋と熱さに耐えかねてテレビを買い替え_1/2

大人を叱るのが大好きな筆者で〜す。永遠の5歳で〜す。
(なに?と思った方はこちらを「チコちゃんに叱られる」)

 

・・・オホン
最近、自宅のテレビを買い替えましたので、今回と次回でそのへんの話を。

※写真はもちろんイメージです(笑)。

 

今までのテレビ

 Panasonicの42型プラズマテレビで約10年前に買ったもの。
 当時は最新型だったはずだけど、最近のパソコンやスマホに見慣れたせいかなんとなくボヤっと見えてきたし、そもそも画面の1/3くらいに青い筋が表れて、目が怪しくなった中高年(筆者と家人Bのこと)にはかなり辛いテレビになってしまった。

 

新調したテレビ

 同じPanasonicの55型液晶テレビで、現行機種だけに極薄、フレームレスのすっきりしたデザイン。4K放送対応の高輝度液晶ディスプレイで映像はとても綺麗だし、消費電力も以前の半分ほど(373W⇒190W)。

 

買換え前後の雑感

 まだ配送されていないので多くは語れませんが、このたびの買替えの前後の状況や感じたことなど挙げてみます。

 

1. 冬はプラズマテレビに限る

 今までのテレビは、放送視聴中の発熱がすごかった。消費電力が大きくて熱を持つのはプラズマディスプレイの特徴らしいが、大げさでなく陽炎が立つくらい熱くなるので冬は暖かくていい。ストーブいらずである。
 でも、夏は部屋が暑くなって困るのだ。クーラーがあるからいいんだが・・・、いや良くない。省エネに反する。おまけに黒くて太い額縁が見た目にも暑苦しい。
 画面の青筋と並んでこの熱さが買い替えの大きなモチベーションになったのは間違えない。

 

2. 昨今は有機ELが躍進、プラズマは消滅

 以前のテレビを買った頃は、Panasonic、日立ほかのプラズマ陣営が、シャープを始めとする液晶陣営と薄型テレビの覇権を争っていた。当然店頭には両方式のテレビが並んでいたが、それも今となっては遠い昔の話。
 現在、店頭の主流は液晶ディスプレイ型。一方、目立つところにドーンと置かれているいるのは別次元の美しさを謳う有機ELディスプレイ型だ。比べてみると確かに映像は綺麗である。
 価格的にはまだ高価だが、そう遠くないうちには液晶vs有機ELの戦国時代がやって来るのかもしれない。消滅したプラズマ型を偲びつつ、この10年に思いを馳せる。

 

3. 日本のメーカーが生まれ変わる兆し

 見に行った家電量販店(ヨドバシ)の店員(仮名ウエマツ君、推定アラサー男性)にお勧めのメーカーを聞くと、パナソニック、ソニー、そして”LG”ときた。
 曰く、パナソニックは手堅く安定した製品づくり、ソニーは斬新なアイデアで全般にお勧め、そしてLGはテレビ用の有機ELディスプレイを製造している強み、とのこと。
 (LG?、なんだそりゃ。シャープや東芝、日立、三菱がなぜ出てこない!)との欝憤を筆者はグッと飲み込んだ。
 そう、家電売り場が国産製品で埋まっていた時代はすでに過去のものとなり、メーカーはMade in Japanのブランド力にも胡坐をかいてはいられなくなっているのだ(有機ELテレビ用のディスプレイは、現在、LGしか作っておらず、国内メーカーのディスプレイもすべてLG製とのこと)。
 ・・・がしかし、この現状は国内メーカーの衰退、じり貧ではなく次のパラダイムにシフトするための過渡期、淘汰期と筆者は見ている。
 昨今の「日立が線虫ガン発見装置を量産へ」、「ホンダジェット、年間で世界1位に」等々のニュースからは、次の時代の兆しを感じるではないか。
 昭和を懐かしみ、平成を惜しみつつ次にやって来る時代に期待しよう。

 

4. 買い物は人でする、再び

 さて、このたびのテレビ買い替えの実現は、家人Bが物心両面でその気になったことが大きい。
 されば二人でヨドバシに行って、まずは詳しい話を聞こうじゃないの、となった。そこで出会ったのが前述のウエマツ君である。
 数ある量販店にはそれぞれ個性があり、店員さんにもまた個性がある。筆者は「ブランドと実機」にこだわり、Bは「雰囲気と人」にこだわる、これが当家の買い物スタイルだ。
 偶然声をかけてくれたウエマツ君は、二言三言のやり取りから当方の意図を瞬時正確に汲み取り、最新のテレビ事情を概観的、客観的に、かつ隠し味ほどの思い入れを交えつつ(ここ大事)語り、ド素人の質問には的を射た答えを返し、最後はプロらしく「お客様にお奨めしたいのはこの辺りです。お値引きは・・・」と綺麗にまとめる。
 一連のやり取りを終えたとき、Bと筆者はすでにこの場でテレビを買うことを決めていた。人として信頼に値し客を後悔させない店員さんと直観したからだ。
 買い物、特に高額商品は、安い方が良いに決まっている。しかしそれ以前に当家には「買い物は人でする」という哲学がある。それがピタリとはまった日だった。

以下、次回に続きます。

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