大分県は別府の鉄輪温泉に行った

先日12日から二泊三日で別府八湯のひとつ鉄輪温泉に家人Bと行ってきました。

別府には、私もBもそれぞれ若い時分に一度行ったきり約30年ぶりだったので、全行程フルムーン旅行の気分ムンムン、かつミーハー観光客の地金を丸出しです。

湧き出す湯量日本一と言われる別府で、鉄板の地獄巡りはもちろん、珍しい砂湯、蒸し湯を体験したり、噴出する蒸気で食材を蒸す地獄蒸しを食したりして、ベタな温泉ライフを思いっきり楽しんできました。

 

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羽田〜大分間は、宮崎に本社を置くソラシドエア、Solaseed Air。空から音楽ではなく笑顔の種をまくそうな。
LCCらしく全てにおいてシンプルだけど、ブランドイメージは悪くない。搭乗率は、往復とも8割方と見た。

 

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空港→別府間は、高速バスで40分。ン十年前はホーバー便があったっけ。
ちなみにミラー内のマスクドスーパー美女は、花粉症持ちの家人B。天気は良いし暖かいし、薬のせいでなくても眠くなるだ。

 

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ドヨ〜ン、ここは地獄のン丁目、血の池地獄に到着。昔の記憶より何となく色が薄めかな。
見に来ているのは、日本人より外国人、特にアジア人が圧倒的に多い。
そんな様子を間近に見て、日本の観光地は、外国語表記ほか時勢の要求に追従はできているのだろうか、・・・と素朴に思った。

 

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ご覧のように、地獄では自販機も鬼仕様でカワイイ、もといおどろおどろしい。
しかし、出てくるものは現世並みであり、ここでは世の中ところ構わず金次第の真理をも学習できるのである。

 

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3〜40分間隔で150度の熱水を噴き出す、それは恐ろしい龍巻地獄。
そこのお嬢さん、地獄を舐めちゃいけやせん、火傷しますぜ。
オーディエンス諸兄もキョロキョロしてポンプ小屋なんか探しちゃダメ。そりゃ罰当たりというものでしょ。

 

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さて、宿のテラスからは湯けむりの鉄輪温泉街が一望でき、本気で感激した。
ウ〜ム、これぞ絵に描いたようなジャパニーズ正統派温泉街。さすが日本一を名乗る別府八湯だけのことはある。

 

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もう一枚、テラスから。温泉街越しに別府湾も望める高台の好立地。
関サバ、関アジには縁がなかったけど、源泉100%のお風呂、食事、接遇ともバランスが取れて、とても良い宿でした(絶景の宿さくら亭)。

 

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なんたってロビーの無料ビールが個人的に高評価。
・・・そこかよ。

 

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2日目も地獄巡りからスタート。これはかまど地獄。当然グツグツ煮えたぎっている。

 

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たくさん地獄があるので何が何やら。これは、確か海地獄。

 

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続いて鬼石坊主地獄。・・・説明の必要なし。

 

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地獄をロンドンキャブで優雅にクルーズする方もいらっしゃる。
黒塗りが似合うこの車に一度は乗ってみたいけど、場所柄09車に見えてしまうのは私だけだろうか。

 

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貪欲に流行りの足湯も試してみる。熱めの湯に歩きの疲れが抜けて行きますな。
生足、お見苦しくてえらいすんません。

 

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鉄輪温泉では、街中のあちこちから噴き出す湯気が、枯れた感じの店並みを更に幻想的にしている。
この街では、細い路地を辿っているうちに、時間をも遡ってしまうのかもしれない。

 

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路地の奥に当たり前のように出現する地熱を利用した地獄釜。
ほうれん草は1〜2分、さつまいもでも20〜30分で蒸しあがる、そうな。
例示に登場するカニ、タコ、サザエが、いかにも別府湾を抱えるこの土地らしい。

 

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少し足を伸ばして、ここは別府市街中心部の竹瓦温泉。市営の浴場である。
情緒豊かな古き良き時代の建物に癒されながら砂湯を体験した。
温泉の熱で温められた黒砂を掛け布団にして暖まる。砂が意外に重いので、結構カロリーを消費する感じ。

 

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鉄輪に戻り「ここちカフェむすびの」で最終日のランチ。
柔らかい日差しのもと、窓のすぐ下の共同浴場には近所の方々が頻繁に出入りする。もちろん皆さんタオル持参で、とても良い顔をしていらっしゃる。
カウンターからその光景をぼんやり眺める家人Bと私。古い映画を見ているような気がしてくる。

 

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素朴だけど洒落た「むすびのランチ」をゆっくりといただく。
旅の終わりにふさわしいワンシーン。

 

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この記憶はいつセピア色になるのだろう・・・

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