ここ何年か,年初の挨拶としては「寒中見舞い」を出すことにしていましてね。1月中旬から下旬にかけて,正月に年賀状をいただいた方あてにそれなりの絵葉書に添え書きをして出しています。
それが習慣になっているので,基本的に正月には年賀状は出しません。
年の初めの挨拶状であり,日本人の一般的な慣習である年賀状を出さずに,なぜ寒中見舞いなのか。自分なりの考え方を整理してみました。
- (1) 年末は,年賀状を書く時間と余裕がない。
- これが一番大きな理由であり,また言い訳でもあるでしょう。年賀状は元旦に配達するものだから12月中に書いて投函すべし,などというルールをいつ誰が決めたのか。
画一的な官製年賀葉書を使ってただでさえ忙しい年末に書けば,おざなりにならない方がおかしいじゃありませんか(強引?)。 - (2) 年賀状は,おめでたい気持ちで書くべきものである。
- そもそも年賀状とは,新年を祝うとともにその喜びや抱負を相手に伝え、変わらぬ付き合いを願い出るもの。
個人的にはここ何年か,年の後半に自分にとって本意ではないことが起こったり,身内に良くない出来事が続きました。本来、おめでたい気持ちで書くべき年賀状を後ろ向きな暗い気持ちで書くとしたら、それは受け取る方に対して失礼に当たるというものです。 - (3) 他人に合わせて同じ時期に同じことをするのが嫌い。
- これは性分なのでどーにもなりませんし,どーするつもりもありません。加えて,他人と違うことをして優越感に浸っている性格の悪い自分もいます。
笑ってやって下さい。 - (4) 寒中見舞い用の葉書や切手を探す楽しみ。
- 季節や時候に合った絵葉書を探して専門店や書店などを回り,センスの良いものが見つかると思わず小ガッツポーズが出たりしましてね。楽しめることが今後もこのやり方を続けようとする動機付けになっています。意識しないで立ち寄った美術館などでもショップの絵葉書に目が向くようになりました。
何事も楽しいと思える部分が僅かでもないと長続きしませんし,また書き手の気持ちは相手にも伝わるものだと思います。
その他、年賀状の返信を松の内を過ぎて出す場合は、寒中見舞いとするのが一般的とされていますし、心をこめて書いたものであれば失礼に当たることはないでしょう。
今年使う分の絵葉書は、普段から集めていたものと年末年始の休みに心がけて買い求めたものでだいたい揃いました。自分的な今年のお勧めは,内田正泰さんの貼り絵,杉山浩一さんのペン画あたりですかね。スカイツリーは地方の人向けに使おうかな~。
99.関係ありそうな記事
- 2022/03/10 いつか来た道、いつか行く道
- 2021/12/19 ベランダのハゼノキに諭される
- 2021/05/28 馬事公苑の照明塔に火が灯る / スケジュール上Tokyo2020の開幕は2021/07/23
- 2021/03/31 書斎の模様替えが90%の進捗(一度書斎と言ってみたかった笑)
- 2021/01/10 分けてあげたい関東の冬晴れ
- 2020/12/20 2021年賀状の添え書きはこれで決まり
- 2020/12/05 マンション内で挨拶するとスルーする居住者って…
- 2020/08/25 「草月ホールのエノケン」byおかだえみこさん
- 2020/08/15 その場合「正しいとは思います」は正しくないと思う
- 2020/04/24 この時期だから好きな言葉を挙げてみる
- 2019/08/05 走る人の気持ちが分からない、なんて言ってられない
- 2018/08/10 盛夏はかき氷に限る