そう言えば,このブログでカメラのことを全然書いていませんでしたので,今回はhideandseekの「カメラ遍歴」。四十数年間で7台のカメラと関わっていました。
- ミノルタ ハイマチック(初代)
- 小学生の頃,父親が家族のスナップ写真をとるために買ってきたもので,私の記憶に残る最古のカメラです。当時,はやり始めた自動露出機だったので,ピントを合わせて(懐かしい言い方ですね)シャッターを押すだけ。この時代はモノクロフィルムが当たり前でしたが,家族で行った動物園とか,花見とか,今でも結構綺麗な写真が残っています。
- ミノルタ SRTスーパー
- 学生時代,プロカメラマンを目指していたK先輩に刺激されて求めた一眼レフ。後にはやり始めた軽量コンパクト機とは違ってズッシリと重くて,構えるといかにも写真を撮るぞ!の気持ちになったものでした。K先輩が熱く語る「写真芸術論」に刺激され,その気になって訳の分からない写真を撮っていたのもこの頃です。フィルムの現像にも手を出しました。
- ミノルタ XG-S
- オリンパスの大ヒット作OM-1に追従して,各社が市場に投入し始めた小型軽量一眼レフのミノルタ版。軽くて扱いやすかったので就職してから結婚するまで10年近く使いました。この時代は写真そのものより,遊びに行って撮る風景やスナップなど,記録の道具として使っていました。カメラとしては軽量化によって耐久性が犠牲にされたのか,故障は多かったように記憶しています。
- オリンパス AF-1
- 通称「ぬれてもピカソ」。生活防水,オートフォーカスのお手軽カメラ。結婚して生活がガラリと変わり,一眼レフで芸術写真なんて夢の夢。機械に弱い家人Bが使えて,主に子供のスナップ写真を撮るにはこの手のカメラが一番,との判断で使い始めました。鞄の隅にスポッと入り,シャッターを押すだけでとにかく撮れるし,この時代の生活にはピッタリのカメラでした。
(40代の約10年間は空白の時代。精神的,物理的,経済的にカメラと写真から遠ざかっていました。)
- キャノン PowerShot A520
- 2006年1月,オーストラリア出張を機会に始めて手にしたデジカメ。このブログを始めたのもこの頃で,コンデジながらプログラム撮影のほか,絞り優先,シャッター優先,マニュアル撮影が出来ることから選択。単3電池仕様も魅力でした。昨年末までの記事にUPした写真は全てこのカメラで撮ったもので,カメラの格と性能(400万画素CCD)の割には綺麗な写真が撮れたと思っています。
- キャノン PowerShot G9
- 性能的にやや物足らなくなったA520の代替として,以前から欲しかった高級コンパクト機。2007年12月に広島で購入しました。コンデジとしては大振りながら、銀塩機をイメージした魅力的な外観で,カメラとしての機能にも不足は無く,とにかく簡単に綺麗な写真が撮れます。長く使えそうなカメラです。
- ペンタックス K-m
- 2008年12月購入したデジタル一眼。
使ってきたカメラをリストアップしてみただけですが,それぞれにその時代の風景を懐かしく思い出しました。カメラとは,単に写真を撮る機械という以外に,生活に深くかかわるものなのかもしれません。