昨年11月にAppleオリジナルのM1チップ搭載Macが3機種発表され、その高性能や省電力がいまだに話題になっています。
筆者はこの3月にシリーズ中のM1 Mac miniを、今まで使っていたiMac(Retina21.5”、CORE i5、2015-Late)に代えて自宅に導入しました。
2か月ほど経った現在、本体の調整と補機類のセッティングがようやく落ち着いて、噂通り高性能なM1 チップに触れながら日々快適に使っています。
今日はそれらの初期段階における感想を書こうと思います。
長くなりそうなので、今回はMac mini本体編ということで(4回シリーズになりました)。
◆ M1 Mac miniを導入してPCライフはどう変わる(前置き編)
◆ M1 Mac miniを導入してPCライフはどう変わる(周辺機器編その1)
◆ M1 Mac miniを導入してPCライフはどう変わる(周辺機器編その2〜まとめ)
……と偉そうに言いつつ、データ取りや客観評価は苦手なので直感的、感覚的な軽い話に終始しますので悪しからず(笑)。
また、5年間使って印象深いiMac 21.5″との比較が多くなると思います。
すでにドナドナ済みのそいつは、購入時の内蔵HDDで使っていた間は率直に言って使いものになりませんでしたが、外付けSSDにシステムを移してからは世間並み以上の速さとレスポンスで順調に働いてくれていました。
いい勝負になると思います。
前の記事にもUPした図です。結果的にこんなシステムになりました。
Mac miniを動かすためには、当然モニターやキーボード、マウス、更にドック、アンプ、スピーカー、カメラ&マイクなどの補機類を別途用意しなければなりません。
個人的には、それらの選定から購入、セッティング、配線などを楽しみながらやりましたが、反面、それなりの手間と時間がかかる面倒な部分でもあります。
そうした作業の中で mini はMacのラインナップ中、最も趣味性の強い存在であることを強く感じました。
またその一方、必要なもの一式をスタイリッシュな筐体に収め高いパフォーマンスを発揮するiMacが、いかに完成度の高いデバイスであるかを再認識したのも事実です。
iMacは近々モデルチェンジすると聞きます(2021/04/21に発表されました)。
とりあえず24インチモデルのみなのでそもそも候補からは外れるし、M1チップに置き換わったMacBookシリーズのように価格帯は維持されませんでした。
しかしさすがはApple。
センス、クオリティ、コスト&パフォーマンスのバランスしたエンゼルス大谷並のニューカマーを投入してきました。他メーカー、他製品に与える影響は大きいでしょう。
個人的には、mini への移行モチベーションでもある自由度の高さや拡張性、C/Pなどに上回る魅力ある新モデルになるのかどうかは大いに興味の湧くところです。
世間的には「その2つを比較しちゃダメでしょ」ってとこかもしれませんがね(笑)。
なお上図のうち、TVチューナーについては現在、音声は出るけど画像が映らない致命的なトラブルに遭遇中でありまして、著作権絡みらしいので少々厄介ですが、待てば海路の日和ありというようにそのうちなんとかなるでしょう♪(笑)。
改めて挙げてみると、結構ありました(笑)。
一つだけではなく諸々相まった複合的な動機付けですが、敢えて言うなら老眼が進んで大きなモニターが欲しくなった、スピーカーのグレードを上げたくなった、そんな時期にM1チップが登場して背中を押された……、というのが本音だと思います。
メモリーのカスタマイズ有りだったのでApple.comからオンラインで購入しました。
持ち帰りが可能な mini なので、受け取りはApple Storeでと思ったのだけど、コロナの影響で配送一択だったのは残念でした。
アップルストア店頭のあの独特な雰囲気とテンションは、たまに思い出しますからね。
ということで良い点は……
正直なところ、iMac(くどいですがSSD化で化けていた)より格段に速いとか快適な印象はありませんでしたが、購入前に期待した自由度の面でそこは補われ、別次元の満足感がありました。
強いて言えば存在を感じさせない上質さ、とでも言いましょうか。
妙な褒め方かも知れませんが。
いろいろ書きましたが、いずれもたいしたことではありません。
先に述べた「存在を〜」の中に埋もれてしまう弱点です。
……まあ、このあたりはApple信者?、マカー?、のバイアスがかかっておりますので、はい(笑)。
iMacからのデータ移行で唯一失敗だったのは、何も考えずにAppleの「移行アシスタント」を使ったことでした!
データ一式を細かな指定抜きで旧Macから新Macに移してくれるAppleオリジナルソフトで楽しようとしたのが間違えでした。
移行が終わった途端にキーボードが全く反応しなくなって焦ったのなんの(汗)。
有線KBに替えても字が打てないし、サポートに聞いても解決策の提示はなくお手上げ状態で一時は絶望しました。
結果的に分かったのは、アプリケーションにKarabiner-Elementsが含まれている場合、移行アスタントを使ってはいけないということ。
◆サンデーゲーマーのブログWP / Windowsの日本語キーボードをMacで使えるように設定する方法 【Karabiner-Elementsを使う】
その情報を見つけたときは、太平洋を浮き輪一つで漂流中、はるか遠くに大型船の煙突の煙を見つけた思いでした(経験ないけど)。
あんなハードル、こんなハードルを乗り越えて今日の快適な mini ライフがあると思うと実に感慨深い(笑)。
……全然まとめになっていないので、周辺機器編へと続きます。
◆ M1 Mac miniを導入してPCライフはどう変わる(前置き編)
◆ M1 Mac miniを導入してPCライフはどう変わる(周辺機器編その1)
◆ M1 Mac miniを導入してPCライフはどう変わる(周辺機器編その2〜まとめ)