先日アップした本体編の続きです。
今回は、Mac mini 用に新規購入した補機類を寸評を交えながら紹介します。
(長くなったので、その1、その2に分けました)
◆ M1 Mac miniを導入してPCライフはどう変わる(前置き編)
◆ M1 Mac miniを導入してPCライフはどう変わる(本体編)
◆ M1 Mac miniを導入してPCライフはどう変わる(周辺機器編その2〜まとめ)
いろいろ試した末、新しいデバイス類はこの配置に落ち着きました。
筆者のデスクは、机上の左半分を収納BOXが占めているので、残りの右半分 660Wのスペースにいかに上手く収めるかが今回の肝でした。
詳細は「その2」に書きますが、モニター上部の有効利用に丁度よい机上ラックがヨドバシカメラでタイミング良く見つかったので即刻購入。
取っ替え引っ替えいろいろ試した末、椅子に座って手が届く範囲に普段使いのMac本体、アンプ、スピーカー、小物収納を集めることができました。
ケーブル類の処理には、Amazonにあった両面テープで貼り付ける式のコードクリップ(MAVEEK)が便利でした。おかげでモニター裏とデスク下でうまく処理できたけど舞台裏は凄いことになってます(笑)。
ちなみに、Mac miniの右側にあるのはIKEAの温度計。発熱状態のモニター用に置いてみました。今まで遊んでいたローコストなガジェットがこんなところで役に立ってくれるとは。
何にでも手は出しておくもんです。難しいソフトよりなんぼか確実だし。
モニターは、スペースに合わせて27インチ、もちろん4Kです。
いくつか迷った末にLGの 27UL850-W と二択になり、最後はオーソドックスな造りのDELLに決めました。
◆ DELL / U2720QM
LGには、スピーカー内蔵というアドバンテージがありましたが、SPは当初から別置きを考えていたこと、スタンドの台座が平面形状なので物が置けること、そしてamazonでの高評価から最後は「エイヤ!」っと決めた次第です。
購入を考える中で一般の4Kモニターは、AppleのRetinaに比べて画質や細密さが劣るのではないか、常用距離でドットが気にならないかと懸念しましたが、それらは全て杞憂に終わりました。
年齢的に画質云々を言える眼ではありませんが、細密さ、描画の綺麗さはRetinaとほぼ同じに見えます。フォント表示もなめらかで疲れません。
若い人が目を凝らせば差が分かるかも知れないけど、筆者の視力で見る限り違和感ない画面表示に安心しました。
サイズも今までのiMac 21.5″より二回りほど大きいですからとても見やすく、今回のPC入れ替えの中では2番目に良い買い物だったと思っています(1番は、もちろんM1 Mac mini )。
気になったのは、裏面下部のHDMIほか各コネクターの異様な差しにくさですが、頻繁に抜き差しするものでもないのでセット完了と同時に忘れてしまうでしょう。
まあ、たまに差し替えする段になって突如現実に戻るのもいいかもしれません(笑)。
これは巷間よく言われるMacの弱点を補うための購入です。
弱点とは、もちろんUSBコネクターの少なさとSDカードスロットがないこと。Mac mini の場合には、全て後ろ側という配置的な不便さも加わります。
……このあたり、なんともAppleらしいです(汗)。
◆ Satechi / Type-C アルミニウム スタンド & ハブ
この置き台を兼ねたハブの上にMac miniを乗せて後ろ側でType-C接続すれば、普段必要なコネクターが前面に揃うので、使い勝手は格段に向上します。専用設計だからデザイン的にもベストマッチ。とてもよく出来た製品と感じました。
これが国産だったらさらに大絶賛なんですがね。
筆者が購入したとき、amazonには写真のスペースグレイ版しかありませんでした。その後同じページにシルバーバージョンが加わっていました。
また、別のブランドからは似たタイプでHDDやSSD内蔵可能なものが出てたりしますので、今どきこの手の製品は好評なのでしょう。
ちなみに、使い勝手が多少犠牲になってもデザインや未来志向、独自性を是とするのがApple信者ですから、多少のコスト増は許容してしまうし、一方で周辺グッズを頑張るサードパーティは潤い、それを孤高のAppleはカリフォーニアから「さもありなん」と半眼で見ている構図でしょうか。
なにはともあれお陰で使い勝手は向上し、色違いは却っておしゃれに見えたりするので、何も言うことありません(……って言ってるじゃん)。
思い起こせば、今回のMac入替えでアンプ&スピーカーにここまで深入りするつもりはなかったんですがね。
最初の構想は、安いパワードスピーカー(このへん)でも繋いでおくか……、といった程度だったのが、あれこれ見ているうちに往年のオーディオ趣味がムクムクと頭をもたげてしまいました(笑)。
◆ FX-AUDIO(NFJ ノースフラットジャパン) / D302J+(フルデジタルアンプ)
このアンプは、巷間言われるフルデジタル(のはず)です。
ネット上に溢れるローコストな中国製デジタルアンプの中からこのブランドのこの製品を選ぶ決め手となったのは、amazonの製品ページに載っていたこのフロー図でした。
この図を見る限りMacとType-Bケーブルで接続すれば、以降オーディオアンプICを通過するまでデジタルで処理されます。
(これぞフルデジタル!)かと瞬間的には思いましたが……
オホン、話は思いっきり脇道にそれます。
実は、若い頃はオーディオにも関心があったので、当時は当時なりに新しい情報を集め知識を積み上げていました。
その後、時は流れデジタルの世の中になり、オーディオ機器、特にアンプはその過程で大きく変貌を遂げ、またMade in Chinaという別のムーブメントもあって、オーディオ界がすっかり様変わりしたことを今回痛感しました。
ところで「デジタルアンプ」、って一体何ものなんでしょうね。
昨今よく耳にするのでネット内で可能な限り情報収集してみましたが、その正確な定義や「デジタル」と「フルデジタル」の違い、上図のようなフローのアンプを「フルデジタル」と称するのか云々については結局よく分かりませんでした。
そんな中で、ある程度までは理屈が分かるこの手の資料、特に素人でも解りやすい情報を開示しているブランドは筆者が探した中では唯一 NFJ だけで、まずその点に惹かれたと言ってもいいでしょう(実際、目を皿にして見入った)。
ちょうど個人的に空白だった部分、知りたかった部分の知識欲が満たされ、販売者として正確な商品情報を提供しようとする姿勢にも好感が持てました。
また同社は、中国メーカーを日本人が直接監修して品質の安定、向上を目指すことをコンセプトとしており、その点も大きな安心材料でした。
一方で音や性能については、残念ながら客観的な評価は出来ません。自分の耳と感性のレベルは自分自身が一番よく知っているし、実際に音を出して他製品と比較することも出来ないからです。
……とはいえ、自室で聴く限り何ら問題はないしコストはなんと一諭吉以下!
しかも中華の匂いが薄まっていることもあって安心して手元に置けると感じ、たくさん見た中から最後にこれを選んだという次第です。
以下、その2に続きます。