今月14日に開花した桜、今日現在ほぼ満開です。
でも新型コロナ蔓延のおかげで心は晴れないし不安が募っています。
昨日夜には、東京都の小池知事から都民に向けてこの週末の外出自粛が要請されました。
なになに、できるだけ家に篭もってくださいと?
そういうことですか、分かりやした。
いま上下巻の2冊ものを読みかけてます。
上巻は、はっきり言って退屈で、いつギブアップしようかと。
でも下巻に入いればその退屈は、一気に解消されるらしいです。
だから頑張ってみます、はい。
コロナは辛抱、本も辛抱…
もうしばらくの辛抱ということで。
(ネタバレありです。汗)
歴史改変のほか異星人による地球侵略、ラブストーリー等々、たくさんの要素が詰まった中身の濃いタイムトラベルSFだ。
簡単にあらすじを書こうとして壮大なストーリーとこの小説への思いが衝突しずいぶん迷った。その過程でこの小説のテーマは、人間賛歌なのだと改めて気付いた。
主役は、二人。
人工知性体でありながら人類の存続を脅かす無慈悲な機械群を追って歴史の中を行き来し、最後は愛する人を想いながら死んで行くオーヴィル。
もう一人。
たまたま祀り上げられただけなのに、王として邪馬台国の兵と民を鼓舞し祖国を懸命に守り抜こうとし、結果その行動が後の世を創ることになる彌与(卑弥呼)。
彌与は、戦いの末に敵の刃に倒れたオーヴィルの亡骸を前に絶望するも、その状況を何としても乗り切ろうと再び自らを奮い起こし、疲れた兵達を叱咤し籏を上げさせ前に進もうとする…
そこに突然、一条の光とともに現れる新たな人工知性体オメガ。
「なぜもっと早く来なかった!」
己が魂の怒りをぶつける彌与に「そうしたくても出来なかった。あなたがたった今、我々の歴史を生み出してくださったのだから」、と畏敬を込め自らの母を見る目で語るオメガ。
…こうして文字に書くだけでも目頭が熱くなる。
そうだ、人は前進することで生きて行く動物なのだ。
読むのは2度目だが、また手に取りたくなる日が必ず来る、そう確信した。
安直に言ってしまえば、国の教育方針に翻弄されながら昭和30年代から平成にかけて学習塾を経営する教育一家三代の一大絵巻となろうか。
主役はどんどん入れ替わるが、軸となるのは、夫の吾郎とともに小さな塾を立ち上げ一大教育企業にまで成長させる赤坂千明だ。猪突猛進の強面教師で後には遣り手経営者となるが、教育に対する強烈な信念と熱い想いは生涯衰えない。
きっと著者の周辺には、モデルが居たのだろう。
前半〜中盤はテレビの連続ドラマのように冗長で割と退屈だった。終盤に来て、孫の一郎が貧困家庭の子供を無料の学習塾で成長させる。その感動的な最終章で一気に挽回するも残念ながら及ばず、三つ星評価とした。
Webやサイトデザインのプロ向けではなく、「〜おとなの部活」という副題のとおり、私のような一般人にフォントの世界の深さ、面白さを楽しんでもらおうという一冊。
今日、限りなく発達、深化するWebの世界に、いったいどれだけのフォントがあるのか想像もつかないが、数多あるフォントを前にして、
「うな重」をおいしく見せるには?
「納税」に信頼感をもたせるには?
などと悩んだり迷ったりってどんな感じなの?、と想像が膨らむ。
さすがにビジュアルもよく練られているし、実例写真やフォント適用の例示もたくさんあり、見て楽しい。
率直に言って、世の中に楽しいだけの仕事なんて皆無なのだが、ひょっとしてフォントの仕事ってなんだかちょっと楽しいかも?、などと淡い願望がよぎったりした。
…いやいやどっこい、このブログにだってWebフォントが使える仕組みが仕込んであるではないか、ムフ。
あくまで素人として、だらだら〜っとあれこれやるのが楽しかろうし分相応でしょ。