今日は、あまり書きたくない話題。
昨今世界的に蔓延中で、注獄に気遣って腰が重かったWHOもとうとうパンデミック宣言した憎っくき新型コロナウイルスの関連です。
当家と周辺では、幸いなことに今のところ直接的な感染はありませんし感染者の話も聞きません。
しかしながら、当家は4人とも外で働いていますから、仕事上や通勤途上で多くの人との接触は避けられません。世間の多くの人と同じように、明日はわが身のギリギリにいると言ってよいでしょう。
そんなわけで、この普通でない状況のなか、感染防止対策の手洗いやマスク着用を律儀に続けたり、息をするのも遠慮がちになる場面があったりして溜まりつつあるストレスを、ここはひとつ文字にして少しでも軽くしたいと思います。
付き合わされる方は、たまったもんじゃないでしょうけど、そこんとこよろしく(笑)
1.マスク
- 2月中旬に使い捨てマスク(1箱50枚入り、ユニチャーム)を買った。
- その時点で店頭からはすでに消えていたので、これはもしや!と思って慌ててamazonで注文した。
- すでに1箱¥9,280 で高!と思ったが、一週間後には2倍の値段がついていたので後悔は自然消滅した。
- 現時点で店頭にはもちろんないし、ブランドによらずamazonからもほぼ消えている。
- 自宅のストックが50枚から半分くらいに減ってきたので、先週あたりから消毒スプレーを掛けて2日使い回している。
- 増産されているとは聞くので、優先されるべき医療・福祉関係に先に廻っていると思うが、いまだに身近では全く見かけないので先行きが不安だ。
2.アルコール消毒液(人体用)
- マスクと同じく、2月中旬にamazonで420mlのボトル(手ピカスプレー)1本を¥3,700(これも高!) で買った。
- 値段の推移は、マスクとほぼ同じ。もちろん店頭にないのも同じ。420mlは、すでに半分くらいに減っている。
- 手指の消毒が肝心要と聞くので、なんとしてもストックしておかねばと思い、今日amazonを見たら、あった。
- 無水エタノール500mlボトルが¥5,980、精製水500mLボトルが¥200。多少迷いながらも注文した。意味ある散財と思うことにした。
- 人体の消毒には4:1がお勧めだそうな。料理用の計量カップがこんなときに役立つとは。
3.アルコール消毒液(もの用)
- 実は、コロナ禍が始まってしばらく「もの」の消毒は眼中になかった。
- しかし、よく考えればスマホ、タブレット、鞄の持ち手、眼鏡、財布、手帳、ドアノブ、冷蔵庫の扉など身の回りも家の中も手で触るものだらけだ。
- もう一つ「実は」がある。
後日、2の消毒液の詰め替え用2袋を注文したつもりが、届けられたもの(らくハピ アルコール除菌EX [つめかえ 400mL])を見てキッチン用であることに気付いた。注文時に「人体や食品には使用しない」と書いてあるのを見逃すというお粗末。 - …で現在、その人体に使えないやつをスマホほかの消毒に使うようになり、逆に(ラッキー!)と思っている。割と安かったし。
- 今のところ在庫はあるようで(あくまでamazon上だが)、値段も1.5倍程度だから需要は、人体用ほどではないようだ。
4.トイレットペーパー&ティッシュペーパー
- こちらは、一時期きれいさっぱり店舗の棚から消えた。今はだんだん戻って来ているのでホッとしている。
- ネットの書き込みが原因と言われているので、おそらくツイッターか何かに誰かが上げたものが日本じゅうの不安を一気に煽ったのだろう。
- 発信源が本当のデマか、そうでないかはともかく、このご時世ではネットからいつ爆弾が飛び出してくるか分からない。とにかく多くの人が不安を抱え、情報の不足と過多の両方で疑心暗鬼になっているのだ。
- 2009年に「ウェブはバカと暇人のもの」という本が出版されている。著者の中川淳一郎さんはご存命の方で、10年以上も前に今のこの状況が見えていたわけでもないだろうが、まさにそのとおりになっているのが極めて残念だ。
モノのことばかり書いたので、世間の状況を少々。
5.通勤電車
- 3月第1週から学校が臨時休校していることもあって、朝夕の電車はかなり空いている。快適と言えば言えるが、素直に喜べない世情が残念だ。
- 乗客の半分ほどはマスクをしている。目の前のシートに座している「していない人」は、(1)意味ないと思っている、(2)付けたくても買えない、(3)出掛けに付け忘れた…、のうちどれに当てはまるかなどと想像を膨らませながら、密閉空間をじっと耐える毎日である。
- 例年この時期は、風邪、インフルエンザの流行期で必ず咳き込む人がいるはずだが、今年に限っては皆無に近い。コロナ対策が功を奏しているとも言えるし、咳もできない緊張感漂う車内と言うこともできる。何れにしても異常な事態であることは間違えない。
6.株式市場
- この1週間くらいは世界中の市場が暴落と小さな反発を繰り返し、結果として過去に類を見ない事態となっている。
- わずかな額を持っているファンドラップは、この1週間であれよあれよという間に元本を割った。今日現在は、90%を切っている。
- 患者数の伸びは、注獄ではほぼ止まったが、替わってアメリカ、ヨーロッパで爆発的に増えている。人の移動にも制限をかけ始めているのでモノとカネの動きも鈍り、経済は最悪な方向に爆速中だ。
- この影響がじわじわ広がり、徐々に一般大衆も影響を受け始め、3.11と同じかそれ以上に長引くのではないか。ついこの間、無駄な抵抗と思いつつ米を一袋余分に買っておいたが、杞憂に終わるよう切に願う。
7.政治の動き
- 筆者としては、現政権の一連の動きは評価している。いろいろな雑音や批判のある中で、この未曾有の事態に100%完璧に対処できる政治家、指導者なんて居ないのだ。結果責任を負うという前提で今後の動きも注視したい。
- Tokyo2020については、重い政治決断が目前に迫っている。予定通り、延期、中止の何れに進むとしても地獄なのは間違えない。
- 指導者は常に孤独だ。日本国民としても世界に恥じぬ事態収拾に向けて心を寄せようではないか。
- 一方野党は、全然話にならない。この状況下、何が国民のためになるのかが全く分かっていない、…というか自分たちの体が見えていないのだ。彼らのためにどれだけ多くの時間とエネルギーを無駄にしているか。
- (コックピットに猿…)だ?、ふざけるな。
8.まとめ
オホン、品が落ちましたので締めはことわざで。
この尋常ならざる事態においては、
「薬石効なし」
…とならぬよう自重して、
「医者が取るか坊主が取るか」
…の瀬戸際を人間がその英知で乗り切るまで、
「雲の上はいつも晴れ」
…を忘れずに、普通の日常が戻ってくるのをじっと待ちましょう。
「冬来たりなば、春遠からじ」
…といいますから。