Categories: 本/書評

松丸本舗は面白いか

また長い一週間が始ってしまった、な~んていう後ろ向きの話はさて置いて、昨日は、丸の内の丸善本店にオープンした松丸本舗に行ってみました、マル。丸が続きますが。

そのイメージをひと言でいうならば、「書店の中に再現された個人の書斎」でしょうか。なかなか面白い企画だと思いました。

一般的な書店にある「書架」ではなく、木製の「本棚」に新刊、文庫などいろいろな本が乱雑に並べられている。奥行き方向に二重に詰め込まれていたり、まるで読みかけの様に何冊も横積みされていたり、古本が混ざっていたり。でも良く見ると企画別にグループ分けされているのが分かって、歩き廻るうちにだんだんと引き込まれて行きます。

現在の企画は「日本が変わる」と、著名人の蔵書を再現するシリーズで「松本清張」。

暇に任せて雑多な本を見て廻るには、心地よい空間と雰囲気作りが出来ていて、思わずヘ~とか、ホ~とか言いながら時間が過ごせる感じですね。また、その中で欲しい本に出会って、お買い上げ~となれば、企画者の術中に見事ハマったという事でしょう。

仮に全ての本屋が、松丸本舗のようになってしまったら、目的の本が探し辛くて不便極まりないけど、身近に1軒、2軒あったら面白いかな、と思わせる試みでした。

(実はここからが本音らしい)
あ、決して長続きはしないだろうと言っているわけではありません。ちょっと期待外れだっただけです。何故って、狭苦しくて長く居たいという気にならなかったから。老舗書店が本気でやるなら、もっとゆったりした空間がないと「本と遊ぶ」気にはならんよ。

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