「夜来香」と書いてイエライシャンと読みます。山口淑子さんの歌でご存知の方もおられるかもしれませんね。
植物の「夜来香(イエライシャン)」は、ガガイモ科のツル植物で、その花は名前のとおり夜になると香るのだそうです。
下の写真は実家の父が行きつけの床屋さんから、その「夜来香」ということでもらってきた花で、確かに夜7時を過ぎると甘い香りが漂ってきました。
(へ〜珍しい)と思ってネット内の情報を当たってみると、どうも様子がおかしいのです。
この写真の花、実は「夜香木(ヤコウボク、別名ナイトジャスミン)」という別物らしく、「夜来香」とよく間違われるようです。
父と、もしかすると件の床屋さんも「夜香木」を「夜来香」と勘違いして育てているのかもしれません。
夜になると香る花には、このほかに「月下香(ゲッカコウ、別名チューベローズ)」というものもあって、この3種は夜香ることと名前の紛らわしさで混同されやすいようです。
この頃は、図鑑や百科辞典がなくてもネット検索でいろいろなことが瞬時に調べられるのですごく便利なんですけど、この手の話って当の本人達にしてみれば勘違いしていようがいまいが、「イエライシャンという夜になると良い香りがしてくる花」を育てて楽しんでいるわけで、何の支障も無いわけです。
だから敢えて知ったかぶりして教えてあげなくても良いのかなと思って黙っていますが、これって性格悪いですかね(笑)。
家にある「夜香木」の花は、南国の夜を連想させるような濃厚な香りを漂わせています。
こうなると「夜来香」の香りがどんなものか気になってきました。それにしても名前がややこしいな・・・
※(2020/06/14)写真やリンクを貼り直して修正しました。
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教えてあげてください^^
私もそうですが。。直ぐに分かるのと大分経ってから分かるのとではショックの度合いが違いますからね^^;
それにしても。。花は似たようなものが沢山あるので探すのが大変ですよね。。
ネットで検索して探せればいいのですが。。
サイトで載っていないと、図書館行ったり図鑑買ったり。。結構根気が要ります(^^ゞ
確かに長年信じていたことが間違えだったことが解ったときはショックです。
私は「質屋」の読みはヒチヤだと長年思い続けていたので,正しくはシチヤだと
30過ぎてから知ったときにはかなりのショックを受けました。
って,あまり関係ないですね。
父は頑固者なので証拠写真を持っていかないといけませんね。(笑)